寂聴 残された日々

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 27
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022517258

作品紹介・あらすじ

「私の晩年を何よりよく識っているのは、この連載エッセイらしい」--瀬戸内寂聴「私の忘れてしまったことも、この連載エッセイの中には、すべて記録されている。言葉を変えれば、私の九十過ぎての遺言になっているのかもしれない」──災厄の記憶、文人たちの思い出から、若い世代へのエール、コロナ禍での新たな生活まで、まもなく百歳を迎える著者が、いよいよ託す人生の記録。 目次 女流作家の訪れ  続・女流作家の訪れ  防空壕 もう一人の男  春画展に行こう  高橋源一郎とSEALDs  罰か慈悲か  幻人横尾忠則さんの幻画展  明日はしれない今日の命を  老いていく被災者たちは  これからの乙武さん  若草プロジェクト立ち上げ 明日 善い、悪いの命  平和だからこそ阿波踊り  この世の地獄  バカは私  買えなかったランドセル  あの夜 作家の日記 流れる時 百まで生きてやろうか 天台寺晋山30周年記念 幸せは自分で探す ほおずき市から  最晩年の虹の輝き 山尾さん、孤独の出発に自信を 稲垣足穂の机 生きてやろう 2冊の書物の誕生について  朝日賞受賞騒ぎ  みんな先に逝く 寂庵の墓  花祭り 天才の秘書  大才を支えた大器 終の棲家 遺言 二百十日に始まる 老いのケジメ 法臘四十五 この世の命  「この道」と白秋の三人の妻  二月の鬱 まだ生きている  ショーケンとの再会  御大典  女流作家の夫たち ふるさとの夕暮れ 暑い夏  怖れるもの 長生きの余徳 二つの誕生日に 中村哲さんの死 思いだす人々 きさらぎは凶 角田源氏誕生 コロナ禍のさなか 白寿の春に 横田滋さんを悼む 書き通した「百年」

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな江國香織さんのお話しから始まり嬉しかった。
    江國さんのお父さんとお母さんのことを知れた。
    寂聴さんは多くのひとに好かれていて寂聴さんのところにいろんな人が集まるのが素敵。
    こんなお茶目で魅力的な好かれる人になりたい。

  • 交遊関係が広い寂聴さん。エピソードを興味深く読みました。
    励みになる言葉や人生論、参考にしたいです。

  • 94歳になるのに、お身体ぼろぼろなのに、現役の作家とは…畏敬の念
    初めて聞くような言葉の数々。本物の作家は生涯書き続けるという。三島、川端、瀬戸内寂聴。作家って苛酷な職業だよな。とてもじゃないけど作家になりたいとは思わないね。定年がないんだよ。死ぬまで書き続けるとか地獄かよ。瀬戸内寂聴さんは、最後の本物の作家なのか。2020ベスト10に間違いなく入る。ご本人は望んでないだろうけど、長生きしていただきたい。

  • いくら年を取っていても仕事という名の時間を過ごすことが出来ることが幸せか否か。年をとるという事は体は衰えても頭の中は衰えずらい。
    そのバランスが崩れていくのを自分でコントロールできるかどうか。
    だだ、周りの環境により死を常に自覚しなければ、いきてゆけない。んー。これが人となりの道なのか。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。‘57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、‘61年『田村俊子』で田村俊子賞、‘63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。‘73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。‘92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、‘96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、‘11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。‘98年『源氏物語』現代語訳を完訳。‘06年、文化勲章受章。また、95歳で書き上げた長編小説『いのち』が大きな話題になった。近著に『花のいのち』『愛することば あなたへ』『命あれば』『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』など。


「2021年 『ブルーダイヤモンド <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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