- 朝日新聞出版 (2020年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (404ページ) / ISBN・EAN: 9784022517371
作品紹介・あらすじ
早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直の五代百年にわたる北条氏の興亡を描いた歴史巨編。伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)は今川家の内紛を取りまとめ、やがて伊豆・相模を平定する。早雲を継いだ第2代・氏綱は武蔵・駿河にまで進出し、北条家の地歩を固めるが……。
みんなの感想まとめ
北条氏の興亡を描いたこの歴史小説は、早雲から始まり、氏綱、氏康、氏政、氏直の五代にわたる物語が展開されます。著者の火坂雅志が急逝したため、伊東潤が後を引き継いで完成させた作品ですが、二人のスタイルの違...
感想・レビュー・書評
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北条氏五代(早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)の栄枯盛衰を描いた歴史小説。火坂雅志氏が急逝したため、伊東潤氏が後を引き継いで完成させた作品。火坂氏が描いたのは、伊豆千代丸(後の氏康)が修行の旅に出るところまで。その後は伊東氏の手による(軽快さは薄まり、より堅実な筆運びになったように感じるのは気のせいかな?)。
伊勢新九郎に始まる北条氏の勃興と隆盛、実に面白い。関東近辺の馴染みある地名が多数出てくるのも嬉しいし、NHK八剣伝でも馴染み深い(ちょっと古すぎだな)、関東管領扇谷定正が登場するのも嬉しい。
司馬遼太郎作品の中でも「箱根の坂」は三本の指に入るお気に入り。北条早雲を巡る物語に外れなしだな。ということで、下巻が楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北条にはあまり興味なかったが、これを読んで結構好きになりました
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伊勢新九郎としてスタートしたことが有名な北条早雲から始まり、その子・北条2代氏綱、3代氏康まで気宇壮大な人物たちが若い日から成長していく姿が非常に爽快な物語である。上巻は第1部が早雲・氏綱の活躍と氏康の少年時代。第2部は未完で終わった火坂を伊東が書き継ぎ、氏康が日向の国で愛洲移香斎という人物の薫陶を受けて、成長して小田原に戻ったところから関東平定への物語の開始。面白いが、氏康という人物の一貫性という意味では著者が替わったことの影響を感じざるを得なかった。早雲の4男、氏綱の末弟・長綱(幻庵)の名補佐役ぶりの描写が愉しい。北条という姓が鎌倉北条の権威を借りるもので、天皇の承認を得ていた。氏康の母が鎌倉北条の流れを引いていたという記述が本当なのかどうか?興味深かった。
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伊勢宗瑞から始まる関東の雄、北条五代の物語。上巻は3代目のJソウル、じゃなくて氏康の途中までだけど、著者の火坂雅志氏が執筆途中で亡くなったため、終盤は伊東潤氏が筆を繋いでいる。で、これがやっぱり明確に違いがわかって、これはこれで面白く感じる。また、五代分を上下巻で描くため、物語の展開は早足になるけど、その分テンポがいいと言える。各代でのキャラ付けも特徴を誇張していて、読みやすく仕上げられているから、初めて北条ものを読む方にもおすすめできると思う。
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伊勢早雲が所領を得て二代氏綱で大きく領土を広げ、さて氏康の代で連合を組まれ大ピンチ。おもしろいね
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元々は、北条ではなかった。小田原城に行った時に、教えてもらった北条五代。
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とても面白かった。二人とも好きな作家で、同じ作品を通して読み比べできるのも、なかなか無いので、そういったところも特別なおもしろさの一つだったと思う。伊東氏のパートになって、始めのところは、火坂氏に寄せた書き方から、最後の方は伊東氏色そのものの書き方になっていたと思うが、二人の共作として、見事に完成させたと思う。改めて、火坂氏の早逝は残念だったと思った。
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地元なのに全く知らないことばかり。。知っている地名がたくさんでてくるので楽しい。。
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北条の出だしからの物語
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北条5代の前編。300ページくらいまでが火坂雅志氏、その後を伊東潤氏が引き継ぐかたちで完成させてある。さすが伊東潤である、北条を書かせたら右に出るものはいない。文章も少し火坂氏に寄せているのか、違和感はまったくありません。上巻は3代まで、テンポよく進んでいくのであっと言う間に読み終わってしまいます。
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早雲以降の後北条氏を書いた本である。
火坂氏は執筆中に亡くなられたので、その志を受け継いで伊東潤氏が早雲以降の北条氏を書く。
早雲は戦国時代の先駆けとなった武将で、関東を次々と切り従えていった麒麟児と言われたが、その治世は民に優しく、遺訓にも、上下万民に対し、一言半句も虚言を申すべからずとした。早雲が理想としたのは、領民の財も命も穏やかであるべしという思想で、数ある戦国大名の中で
これほど民政に心を砕き、民に慕われた領主もいないといえた。 -
北条五代のことはあまり知らなかったけど、とても魅力的な一族。
優れた考え方のもとに、
軍事経済政治を行っていたことがよくわかります。 -
北条早雲から三代目氏康までの流れを割りにさらっと描いている.火坂氏から伊東氏へのバトンタッチもそう違和感なく流れ,淡々とした語り口の中に垣間見えるそれぞれの性格の違いが面白い.
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北条早雲、氏綱、氏康を描いた話は読んだことが無く、非常に新鮮に読むことができた。
トントン拍子で領土を拡げていったのかと思っていたが、三代に渡り室町幕府の勢力と対峙しながら一進一退を繰り返しながら、理想とする国造りを進めていく姿に引き込まれた。 -
急逝された火坂雅志先生の遺作を伊東潤先生が引き継いだ作品。上巻は宗瑞から氏康の途中まで。火坂先生の描く氏綱が素晴らしかった。そして、とても面白かった。
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とっても読みやすくてサクサク読めました。
歴史的な流れは 詳しくないので難しい部分もありますが、情景が思い描けるような文章で、テンポよく流れていきました。
当時の勢力図みたいなものや、お城のあった場所の地図を調べて、それを見ながら読んでいます。 -
20210131
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火坂雅志氏の志を受け継ぎ、伊東潤氏が完成させた待望の一冊。
初代の伊勢新九郎盛時から二代の北条氏綱、三代の北条氏康まで。
初代のいわゆる北条早雲については、いろいろと小説になっていますが、氏綱、氏康まで、生き生きとその若武者ぶりが表現されていて、大変面白い。 -
火坂雅志さんの未完の遺作を、伊東潤氏が引き継いだ作品。
早雲から氏綱、そして、氏康へと移り変わって行く。初代の意気込み。それを維持し超えんとする二代目、の葛藤。父を見、祖父を見、そして、己を見つめる三代目。北条氏の大河。良き。
「下」が、今年最後の読書となることだろう。良き締めである。
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著者プロフィール
火坂雅志の作品
