ぜにざむらい

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022517425

作品紹介・あらすじ

金もうけが大好きで、趣味はためた銭を畳に広げそのうえで寝転がること。そして戦はめっぽう強く、伊達政宗と直接打ち合って退けたこともある。戦国末期の実在の武将、岡左内の痛快な半生を描いた著者の新境地!! 歴史学者・小和田哲男氏推薦。

感想・レビュー・書評

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  • <東北の本棚>人々の幸せ 金稼ぎ追求 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
    https://kahoku.news/articles/20210627khn000006.html

    朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:ぜにざむらい
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22676

  • お金はいくらあってもいい。使い方がだいじ。人生を豊かにしてくれる。死ぬとき、いい使い方をしたと思えるように、お金と付き合いたい。

  • 主人公の武士としての生き様は、金の使い方の根底にある。貯めたお金をどう使うのか。今の世にも通じる。

  • 岡左内。若狭の国衆であったが戦さに敗北し国を追われることになる。幼いながらも銭がないと家族も家臣も守れないと実感する。蒲生氏郷に仕えるが武士なのに金貸しまがいな事を行い同僚からは金に汚いと陰口を叩かれる。しかし周りが困っている時は証文を反故にしたりと金に執着することは無く心を許した同僚が亡くなるとその妻の為に残った銭を惜しげもなく渡し銭は蓄財の為ではなく命を繋ぐために必要な手段とする。部屋に金銭を敷き詰めその上を褌一丁で寝転がる逸話が面白い。

  • 岡左内定俊 無一文の孤児から蒲生氏郷、上杉景勝に仕えついには一万石の城代までのし上がる 
    「ぜにざむらい」の一代記 人の出会いが紡ぐサクセスストーリー 
    わらしべ長者のようなお話ですが 岡定俊 実在の人物なんですね なるほど・・・・

  • 岡左内。蒲生氏郷、上杉景勝に仕えた。金が何よりも大好き。野山を駆け回り、猪を仕留めていたこともあり、感が鋭く、戦にはめっぽうつよい。
    生きたお金の使い方のわかる武将であり、あの直江兼続にその才能を惜しまれた。
    戦国時代、あまり他にみないタイプの武将であり、その生き様は、ある意味感動させられる。

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著者プロフィール

吉川永青
一九六八年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。二〇一〇年「我が糸は誰を操る」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。一二年、『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で吉川英治文学新人賞候補。一五年、『誉れの赤』で吉川英治文学新人賞候補。一六年、『闘鬼 斎藤一』で野村胡堂文学賞受賞。近著に『新風記 日本創生録』『乱世を看取った男 山名豊国』などがある。

「2023年 『憂き夜に花を 花火師・六代目鍵屋弥兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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