クリームイエローの海と春キャベツのある家

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 387
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022519771

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと装丁に惹かれて手にした本。
    総合商社で燃え尽き、しばらく休養してから家事代行業をしている津麦が主人公。妻に先立たれ子供5人と暮らす朔也のいる織野家に派遣される。仕事と、5人の育児、家事を両立しなければならない朔也の心のうちを表すような壊滅的に散らかった家を舞台に津麦と織野家の交流が描かれている。何か特別なことが起こるわけではない、淡々としたストーリー。家事についてを考えると言う意味では、先日読んだ近藤史恵さんの男性向け家事学校の話を思い出した。個人的には津麦の母親との関係を含めた家事代行への思いや、朔也の態度の変化などがあまり刺さらなかったが、夕飯の家庭料理の献立には癒された。

  • まずは家事代行の津麦の料理がとてもおいしそうでした。家事は簡単に出来ると思っていたことがこんなにも困難で難しいとわかる心情が納得しました。子供たちと馴染んでいくところはほのぼのとしていて良かったです。ラストのハイキングは朔也と打ち解けていくところが良い終わり方でした。あなたも読んで元気をもらって下さい。

  • 創作大賞なるものを本書の紹介で知った。生まれはネットコンテンツの作品クオリティは、最初から出版決定作品とどの程度差を感じるか確認したい

    #クリームイエローの海と春キャベツのある家
    #せやま南天
    24/4/5出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 自分に自信を失い切ってしまった時って、他人と自分とを比較してしまいがちなのだけれど、そんな時でもほんの少しだけ前を向かせてくれるような、まさに春のようなぬくもりを感じる一冊でした。
    ご飯を作る描写も細かく描かれていて、想像が膨らむし、とにかく美味しそうで。
    ここ最近読んだ中で、かなり好きな作品です!
    圧倒的で衝撃的な力強さは無くとも、少しだけ、前を向けるかも、そんな気持ちになります。

  • まずタイトルがとても素敵です。「クリームイエローの海」は洗濯物の山、「春キャベツ」は取りかかるべき料理の食材…見る人が見ればウッとなる「家事」の一部、でもそれらが「ある家」。装画と相まって何かとても良いもののように思えます。
    仕事に育児に追われ日々をこなすだけで精一杯、いつ倒れてもおかしくない状況でも他人と比べて自分を責める父親。
    大手商社を過労で倒れ、家事代行に転職したばかり、母親との家事をめぐる因縁もあり、まだまだ自分の気持ちの整理もできていない主人公。
    二人が家事を通して変わってゆくとき「たった一度では無理でも、諦めて終わらせてしまわなければ、少しずつ変化は起こる」実感が得られとても温かな気持ちになれます。

    そしてなにより、春キャベツをたっぷり使った料理がとっても美味しそうなのが良いです。

    生きづらい時代、世の中でも「自分の家の中だけは、自分が生きやすいように、好きにすることができる」そう考えると家事もポジティブなものに思えてくる新生活に心に留めておきたい物語でした。

    #NetGalley

  • 家事代行歴3ヶ月の津麦の新しい勤務先は、5人の
    子どもを育てるシングルファーザーの織野家。家の
    中に一歩入ると、そこには息苦しいほどの”洗濯物の
    海”が広がっていた…。

  • note掲載の小説が満を持して書籍化。2023年note創作大賞受賞作品のひとつです。書籍の方ではnoteに掲載されていない津麦の過去が読めるそうなので楽しみです。家事代行というニッチなお仕事を舞台に繰り広げられる、割とどんな家庭にもありそうな日常がリアルに描かれています。

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