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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784022520296
作品紹介・あらすじ
中学受験も、親友との関係も、家族のことも、絶対に後悔したくない。なのに小学校最後の夏休み、十和の感情は大爆発する。だから……! 全力で受験に向かっていく。『店長がバカすぎて』山本猛店長(武蔵野書店吉祥寺本店)推薦「当店いち押しの感動作。私も大活躍しております!」【内容紹介】小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだ――。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。45万部突破の人気シリーズ『店長がバカすぎて』の山本猛店長も登場?
感想・レビュー・書評
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早見和真さん著「問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい」
著者の現時点での最新刊にあたる作品。
今作品はタイトルからも推測できる様に中学受験が背景にある物語。中学受験に挑む小学六年生の主人公十和の成長譚になる。
家族の在り方に強く触れており、敢えて両親、妹、祖母、友達、塾の講師と少ない登場人物にしていたのか?濃密さがより強調されているように思えた。十和を取り巻く周囲の連関が素晴らしく、凄くハートフルな作品に仕上がっていた。
読んでいて若干小学六年生にしては皆がだいぶ大人びている様に感じ、このキャラクター設定ならば中学生の高校受験くらいで丁度いい設定なのではと感じてしまった。
はたまた自分が知らないだけで今の小学生はこんな感じなのだろうか?
著者の人気作品「店長がバカすぎて」の舞台の吉祥寺武蔵野書店、店長や谷原といった主軸の彼らがまた良い具合に登場しており、その辺りも作品としての広さを感じさせられた。
タイトルの「問題。」
これが読んでいるうちにダブルミーニングに感じてくる不思議さ。句点「。」を入れることによってテストの例題としてだけでなく、読み進めていけばいくほど家族内の抱える問題に対しての言葉と思えてくる。センスが凄い。
秀逸だなと感じられたのが最終盤の通知表の件「教室で外や空を見ているのではなく窓に映った自分を見ていた」という章句。表紙にもなっているので作者も意図としていることだろう。
当然小学生なので容姿や体の成長が窓には映っているのだが、彼女が見ようとしていたものは彼女自身の内面的な部分。その内面的な物をガラスを通して自分の目で見ようとしているのだろう。
間違いなく毎日毎日、多重に色を重ね、疑問や重圧の意味を知りながら築いていった十和の裸足の足跡みたいなその日までの軌跡であろう。常に確信はないものだっただろうがそれは言い換えれば自分の「成長」そのものを見ていたといって違いない。
敢えて作者がこの詩的な文章での表現方法を選んだのであろう、おもわず感嘆のため息をこぼしていた。
素晴らしい作品だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公十和の中学受験を通して、家族がひとつになっていく物語。
イライラ、モヤモヤ、自分を持て余している序盤の十和の様子が辛かったですが、志望校が決まり自分の未来が具体的に見えてきて…受験に向き合う姿はまさしくスイッチが入った瞬間だと思いました。至誠塾の友人、美香子、悠、寛乃の中学受験ストーリーも気になるところ。
「目標を持つことの大切さ」
「結局はいまやるべきことをやることでしか現状を切り拓くことができない」
十和の成長に、最後は緊張の糸が切れ涙してしまいました。
十和の中学受験を通して、家族がひとつになれて良かったです。最後に思うのはやっぱり母の凄さかな。
中学受験も人それぞれ、家族の幸せの形もそれぞれでいいんだと思わせてくれる素敵な作品でした。
武蔵野書店の店長や谷原さんも登場して、なんだか懐かしくとても嬉しかったです。
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どんぐりさん、こんばんは♪
中学受験ということで若いパワー、可能性も存分に感じることができました。
家族愛も良かったですよね。
ほんとにい...どんぐりさん、こんばんは♪
中学受験ということで若いパワー、可能性も存分に感じることができました。
家族愛も良かったですよね。
ほんとにいい作品でした。2025/06/16 -
読了お疲れ様でした〰\(^o^)/
これ、ホント良さそうですね♪
早見さんは、ポロッとさせるの上手いんだよな〰
これは、題材も素晴らし...読了お疲れ様でした〰\(^o^)/
これ、ホント良さそうですね♪
早見さんは、ポロッとさせるの上手いんだよな〰
これは、題材も素晴らしいです、子供の受験を経験した親たちには堪らないんでしょうね❢
これも読みたい(=^・^=)2025/06/19 -
8さん、おはようございます♪
中学受験うまくいかなくて、荒れたことを思い出しました。今ではどんな経験も無駄になっていないと思っています。
...8さん、おはようございます♪
中学受験うまくいかなくて、荒れたことを思い出しました。今ではどんな経験も無駄になっていないと思っています。
ぜひぜひ、お勧めの本です。2025/06/19
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家族、親友、中学受験、てんこ盛りの物語でした。
途中までは、なんだか冷めた自分を感じていました。中学受験も親友も、それで悩めるのって贅沢なことじゃないかって。
絶妙に軽い雰囲気で進む話の展開に、どんどん冷めていく自分……
でも、終盤の畳み掛けに思わず涙が溢れてしまいました。表面的なことや、思い込みでは分からないものを、みんなそれぞれ背負っているんですよね。早見和真さん、話の持っていき方がズルいです!
思春期の親子の関係が軸になっているのですが、主人公十和の母が、「あんたは私に似てるから育てるのが簡単」と言った後すぐに「なんて傲慢に思っていたけど、簡単な子育てなんてない」と言います。
これが全てだなぁと思います。自分に似ているから子どものことは何でも分かる、と思いがちですが、自分の分身でもなんでもない、一人の別の人間なのだから、分かるわけがないのです。親がそこを納得しないとダメだよなぁと日々思うのです。でもこれがなかなか難しい……世の思春期のお子さんを育て上げた皆様を尊敬して止みません(ㅅ´∀`*) スゴイ
そんなことを思う読書でした。
最初冷めてたけど、結果泣きました(^^;
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かなさん、おはようございます♪
‥‥内緒ですけど、私『店長‥』あまりハマらなかったのです‥‥(店長ファンの方、ごめんなさい^^;)
そして、...かなさん、おはようございます♪
‥‥内緒ですけど、私『店長‥』あまりハマらなかったのです‥‥(店長ファンの方、ごめんなさい^^;)
そして、『店長‥』を読んでなくても楽しく読めると思いますよ。
なので、私個人的には、本書を読んで、店長気になる〜と思えたらスピンオフ的に読んでみる、っていうのでもいいような気がします。2025/08/21 -
こっとんさん
かなかなさん
私は、店長推し〰♪
あれは、店長と言うよりも、書店の店員さんって
色々大変なんだな〰とか
帯を書くときの、作...こっとんさん
かなかなさん
私は、店長推し〰♪
あれは、店長と言うよりも、書店の店員さんって
色々大変なんだな〰とか
帯を書くときの、作家への忖度とか
本屋さんならではのエピソードが面白いかなと
でも、本書も愚息が中学受験を経験してるので
非常に興味はあります\(^o^)/2025/08/21 -
ですよねー
8さんの、店長シリーズへの熱いレビューを読んで、ハマらなかった自分に『?』と思ったり、いやいや、感想は人それぞれでいいのだ!です...ですよねー
8さんの、店長シリーズへの熱いレビューを読んで、ハマらなかった自分に『?』と思ったり、いやいや、感想は人それぞれでいいのだ!ですよね?土瓶さん!と思ったり‥‥
かなさん、読むか読まないか、大いに迷ってくださーい(^_-)2025/08/21
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くはーーーやられた!!
こんないい話と思ってなくて(失礼だな)
不意打ちで良すぎた。
めちゃくちゃよかったやん
なんなんこれ
このレビューでみなさんの期待度を上げてしまうかな、、、
でもすごくよかった
相変わらず語彙力がなくて申し訳ないです、、、
十和という小六の女の子の中学受験の物語
私自身も中学受験した身なので、自分の過去と照らし合わせながらの読書となりました。
自分が大人になって、世の中の子供が塾に通う様子を思うとなんかやっぱり大変そうだなって思ってしまうんですが、意外と本人は楽しかったりするんですよね。
塾にも友達はいるし、先生は結構面白くて塾に行くのは楽しみで、目の前の課題をどんどんこなすのはゲーム感覚もあった気がします。
作中にある「目標を定めて、そのためにがんばるのは楽しいことだよ。楽しいし、楽なんだ。」という言葉がとてもしっくりきました。
まぁ十和は全然受験スイッチが入ってないんですがね。笑
思春期真っ盛りという感じ。
私の娘も小3で、もうすぐ思春期に入りそうな気配をうっすら帯びてきてるので、親子のやり取りもすごく興味深かったです。
家族はみんなとても素敵なんですよ
竹を割ったような性格というお母さん
心配性で娘思いなお父さん
お姉ちゃんが大好きな妹
オシャレでかっこいいおばあちゃん
側から見たらなんていい家族なんだと思うけど、当の十和は不満を燻らせている。
志望校も決まらないし、父親とも上手くやっていけない。なぜかずっとイライラしてる。
あぁこれは近い未来の我が家なのか?と思いながら読み進めていました。笑
十和の思いや、思いと裏腹な行動や、それにかける家族の言葉がとてもリアルでした。
やがて受験スイッチが入ったことで、どんどん十和に変化が訪れます。
物語もどんどん面白くなっていきます。
読み終わった今、まだ胸が暖かいです。
いい本読んだなー!
素晴らしい読後感でした(*´-`)
店長がバカすぎてとのリンクもありますよー!
よかったらそちらから読むとより一層楽しめます!-
そうそう!
私は平べったくてアミアミなんです!ってそんなわけあるか〜い( ゚д゚)クワッそうそう!
私は平べったくてアミアミなんです!ってそんなわけあるか〜い( ゚д゚)クワッ2025/06/14 -
2025/06/15
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2025/06/15
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中学受験という人生でストレスがかかるイベント
父娘という関係性に重点を置き、家族の幸せを考えさせてくれます
娘は受験が終わったその先の希望する家族の形を実現させようとする
父は娘の本心は知らずとも 世の父親が実現したいような在り方を見せてくれる
家族の幸せの形は家庭それぞれ
誰しも望む形にたどりつけるわけではないけれど
一つの幸せの形を提示している
早見さん自身素敵なお父さんのようです-
おびのりさんへ
「いいね」ありがとうございます。
この作品一度図書館から借りてきたのに、浮気している間にタイムオーバーになっちゃいました...おびのりさんへ
「いいね」ありがとうございます。
この作品一度図書館から借りてきたのに、浮気している間にタイムオーバーになっちゃいました笑。
また順番待ちます!2025/05/15 -
2025/05/15
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2025/05/15
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評価低くてごめんなさい。やっぱり受験をテーマにした小説(実は家族がテーマでしたが)との相性が悪い気がします。皆さんの感動を他所に、なぜかいたたまれなくなり、冷めている自分がいるのです。
結末が見通せる展開、通塾可能な家庭ありきの物語、主人公の荒んだ様子から激変するいい子過ぎる描かれ方、「あの人」の扱い方や"バカすぎる店長"の登場・設定への疑問等々、読みやすさに反して気持ちが上がりませんでした。『アルプス席の母』はよかったんですが…。
多分、この物語の蚊帳の外に追いやられている、本来の学校の役割がまるで関係していないからなのかなぁ、と勝手に思っています。受験と塾の強固過ぎるタッグと父親の奮闘……はあ…。作者にも登場人物にも非はなく、受験の先にある家族の在り方が最終テーマだというのはわかります。これはこれで一つの家族の幸せの形なのでしょうね。
タイトル及び副題の設定はいいですね。そもそも「家族の幸せの形」は家族の数だけあって、正解がないのは自明です。読み手は、この問いをメッセージとしてではなく、我が家だったら…と考えることに意義があるんでしょう。作家の手元を離れたら、小説の受け止めは読み手の自由!ごもっともです。
ままならないことの方がはるかに多いのが世の常です。ここぞという時の家族の信頼と協力?これが難題に直面した際の家族の真価かなと思います。我が家も自慢は何もありませんが、平凡でも身の丈に合ってる形かなとは思ってます。
あなた何様?と言われようとも、「問題。望ましい学校教育の形を答えなさい」と、政府・関係省庁のおエライさんたち、世間に問いたい! 子供たち、日本の未来のため現行の教育システムを転換してほしい! と切に願います。
皆さんのテンションを下げ、不快で歪なレビューですみませんでしたm(_ _)m-
おおおー、おびのりさん、慰めと励ましのお言葉
誠に痛み入ります!
お陰で、引きずらずに次へ向かえそうです笑おおおー、おびのりさん、慰めと励ましのお言葉
誠に痛み入ります!
お陰で、引きずらずに次へ向かえそうです笑2025/07/24 -
本とコさん
この本、未読ですが、きっと同じ気持ちになるのだろうな…と思います。
こういう率直な感想、とても参考になります。
本とコさん
この本、未読ですが、きっと同じ気持ちになるのだろうな…と思います。
こういう率直な感想、とても参考になります。
2025/07/24 -
祈るくまさん、コメントありがとうございます♪
『金の角持つ子どもたち』のレビューに余程コメント
を書かせてもらおうとしたのでしたが…
なぜな...祈るくまさん、コメントありがとうございます♪
『金の角持つ子どもたち』のレビューに余程コメント
を書かせてもらおうとしたのでしたが…
なぜなら、全く同感だったからです。書けば止めどなく
長くなりそうで…
逆に、いただいたコメントで勇気をもてましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ありがとうございます!2025/07/24
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家族の幸せとはどういうものなのか?小6の十和は、楽しい母と優しい父に可愛い妹かいるのになぜか心が荒む。爆発しそうでモヤモヤしている。
仲良い家族というように週末に出かけるというのが億劫で嫌になってきた時期に母から中学受験を勧められ塾通いをするのだが…。
中学受験をするなかで見えてくる家族の関係。
けっして世間並みの家族というわけでもなく、問題を抱えていたのだが、父と娘の距離感は血の繋がりよりもきちんと向き合っているのかどうかだと思った。真剣に子どものことを考えて一緒になって目標に向かって挑むというのが、最高の関わり方なんだなと感じた。
それを上手く誘導しているのが母親の凄さであり、けっして出しゃばらすに支えている、見守っている、信じているのが伝わってきた。
今の小学生はいろんな意味で大人びているし、大変なんだなとつくづく感じた。
中学受験、親友との関係、家族の問題、小さな肩にたくさんのものを背負っている。それが思い荷物ではなく誰かの温もりだったら。
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難関中学の受験に挑む家族の話。「家族の絆」がテーマという事で前作の「アルプスの母」と物語の骨格がよく似ていてとても読みやすかったです。
ある日を境に主人公の十和と家族が「受験」という高いハードルに真向から立ち向かっていく姿に、私もグイグイと引き寄せられ、あっという間に読み終えてしまいました。
作中、不意打ちの様に著者の他作品の人物が登場して来ます。「そのお方」はここでも良い仕事をしていますので思わずニヤリとしてしまいました。こうした手法を用いる作家さんは何人かいますが、いち読者としてはこうした場面に出くわすと得した気持ちになります。「あのお方」のホームグランドに此方の十和や野口が登場するなんて事を想像するだけで楽しくなりました。 -
ニ年連続、本屋大賞ノミネートするんじゃないか、と思えるほど、良かったです。
まさかの店長まで出てきて、知っている人は、ニヤリとさせられます。
タイトルと書き出しが好きです。
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失礼だ、バカ!
そやねーん
答えは「バカ!」やったのよ
家族の幸せのかたちって何か?答えですよ
なんて素敵な「バカ!」だったのか!
日本文学史上最も泣ける「バカ!」であった
刺さったなー
そしてうちの娘も中学受験したけど、お父さん全くノータッチだった
むしろちょっとあっち行ってて今大事な話してるから的立ち位置だった
まぁ、それはそれでいいか
そして、本作にはあの『店長がバカすきて』の方々も登場
バカ、バカ言い過ぎだ
でも「バカ」ってやっぱり最高なのよ
「バカ」は世界を救うのよ(大きな話になった)-
2025/04/06
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2025/04/07
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みんみん
そのクセ急に「あんた何にも言わないけど、娘の将来心配じゃないの!」とか怒り出すねん
理不尽がエグいみんみん
そのクセ急に「あんた何にも言わないけど、娘の将来心配じゃないの!」とか怒り出すねん
理不尽がエグい2025/04/07
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トリッキーなタイトルではありますが、コミカルな雰囲気で早見和真さんの家族観が感じられる作品であったように感じました。「アルプス席の母」含め、早見さんの家族小説は、泣きどころもちゃんとあって個人的にはお気に入りですね。
さて本作のテーマはズバリ、「中学受験」。私は田舎育ちかつ大学受験しかしたことがないので、あまり中学受験というものが分かっておらず、正直、都会に住んでる親のエゴというイメージがありました。だって、あんなに辛い受験期間を小学生が進んでやりたがるはずがないじゃないかと思ってしまうからですね…
まぁそんな私ではありますが、本作を通して、そもそも、その親のエゴも愛情の裏返しであるということを大きく感じました。特に本作は物語の設定とキャラが上手く、少しマセた主人公の心の動きを通して、親の愛情というものを感じることができたのかなと思いました。 -
いい話だった。中学受験を通して本当の家族になっていく。特にお父さんが素晴らしい!こんな人なら2回も3回も好きになる!
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ずっと十和ちゃん目線で語られているのだが、何だかあまりかわいげがなくて好きになれなかった。
反抗期の娘ってこんな感じ?小学生なのにやけに大人びてた。
中学受験、なかなか目標が見つからない子もいるよね。何となく塾に入れられて、受験するのが当然の流れになって。
十和ちゃんは自分で行きたい学校を見つけられてよかった。やっぱり自分の意思がしっかりしている子は強い。
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問題。
以下の文書を読んで、家族の幸せの形を答えなさい
司会者
「シンキングタ〜イム♪」
司会者
「はい、時間です
それでは1Qさんお答えを!」
1Q
「家族の幸せの形、、、
それはずばり、1Q家のような家族!」
司会者
「────。」
「────ファイナルアンサー?」
1Q
「ファイナルアンサー (゚A゚;)ゴクリ」
司会者
「正解!」
スマホの前でご覧のみなさま、今の1Qさんの回答は不正解ではないのか?と思われる方もいらっしゃると思います
常日頃から1Qさんは家庭の不満、奥様への愚痴を吐き出しているではないか
そんな1Q家が、「家族の幸せの形」なのかと首をかしげているかもしれません
だけど、この回答は正解なのです
なぜなら、家族の幸せに決まった形などあるはずがないからです
「家族の幸せの形」とは、その輪の中にいて安心だ、幸せだなって思える人だけが受け止められるものなのです
( ゚д゚)ハッ!
じゃあ、やっぱり不正解だわ!
なぜなら、1Qはその輪の中に入れてもらえてないわ、、、。゚(゚´Д`゚)゚。-
mihiroさーん
もうね、尻に敷かれすぎてぺっちゃんこです
。゚(゚´Д`゚)゚。
1Qさんぺっちゃんこです
。゚(゚´Д`゚)゚。
ち...mihiroさーん
もうね、尻に敷かれすぎてぺっちゃんこです
。゚(゚´Д`゚)゚。
1Qさんぺっちゃんこです
。゚(゚´Д`゚)゚。
ちょっとふくらみたいです
。゚(゚´Д`゚)゚。2025/07/13 -
1Qさん。おはようございます。相変わらずコメントが多いですねー
この本予約してるのでどんなレビューかなぁと思いきや?笑
何もわかりません...1Qさん。おはようございます。相変わらずコメントが多いですねー
この本予約してるのでどんなレビューかなぁと思いきや?笑
何もわかりませんでした( ˙ᒡ̱˙ ®)
(-ω-;)アレ?2025/07/21 -
ぴこさん
あれ?
何にもわかりませんでしたか?
おかしいなぁ〜(・・?
ま、いいや!
面白かったので楽しみに待っていてください(≧∇≦)bぴこさん
あれ?
何にもわかりませんでしたか?
おかしいなぁ〜(・・?
ま、いいや!
面白かったので楽しみに待っていてください(≧∇≦)b2025/07/21
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思春期真っ盛りの小学6年生の十和のがんばりに感動(普段あんまり使わないようにしているけれど、今作は感動って表現がピッタリ!)。
家族に対するわだかまりがあって、いつもイライラしてしまう十和。塾は親が行けと言ったから、受験したい中学校もない。ただでさえモチベーションが上がらないのに、友人は何か隠している。
そんなふらふらした十和が、第一志望校を見つけてから一変、人が変わったように頑張る。その姿に何度も奮い立たされるような思いをした。苦手な父との関係も、友人の秘密も、十和の頑張りが切り拓いていく。
うまく行きすぎだ、という意見はあると思うけれど、私はこういう努力の力を信じたい。
家族の幸せの形なんて、決まったものはないし、答えられるものでもない。けれどこの作品には確かにひとつの家族の幸せの形があった。いい作品だった。
中学受験をする人やその家族はもちろん、なかなか頑張れない・やる気が起きない人にもおすすめしたい。
あとバカすぎる店長が店長しててナイスだった!
ちょい役じゃなくてちゃんと作品に絡んでいて、繋がっている感じがとてもよかった。 -
「アルプス席の母」に続いて、めちゃくちゃ面白かった!!!!!
間違いなく本屋大賞2026候補作のうちの1冊だろう。
家族の幸せの形とは?
この本の中に一つの答えがある。
中学受験を通して浮かび上がる「家族」の実像。
長谷川家は、一見普通のどこにでもある一家四人の普通の家庭。だけど、なにかしっくりこない違和感がある。
主人公の十和はどこか大人びていて小6らしからぬ部分があり、父との関係も不穏な空気感。家を出たいとわざわざ遠方の中学を志望する。
作中のいろんな「?」が最後に大きな感動に変わっていく。「見事」としか言いようがない。
舞台は吉祥寺メイン。「店長がバカすぎて」のあの書店も登場する。 -
母の勧めで中学受験をすることになった小学6年生の十和は、なかなか勉強に身が入らず、優しくて子煩悩な父との距離がイマイチ掴めない。モヤモヤする気持ちの中、祖母の暮らす大阪へ一人で遊びに行き、大阪の女子中に魅力を感じ、そこを受験したいと思うようになり…。
我が家は小学4年生になる時、息子にも娘にも私立中を受験したいか聞いてみた。当時、宿題すら嫌々やっていた息子は当然のように私立には行かないといい、ちょっとおませで普段から机に向かうことを嫌がらない娘は受験したいといい、私立中を受験した。
中学受験には向き不向きがある。精神年齢の低い子は向いてないと思う。なので、十和のような大人びた子だから、受験勉強を頑張れたと思う。
我が家は十和の父のように付きっきりで勉強を見てあげたりせず、塾の送迎やお弁当作りのみで、塾に任せっきりだったし、第一志望には合格しなかったけど、それはそれでよかったと娘共々思ってる。長谷川家は父が付きっきりで見てあげたから家族の絆が深まったので、その家その家でいろいろな家族の形があるのだと思う。
でも、塾帰りにパンケーキを食べたり、カラオケは流石にみんな行かないよ。 -
中学受験なんて、わが子にも自分自身にも経験ないし、家族の幸せ?と頭の中にクエスチョンマークを抱えたまま手に取った。
小6女子という主人公にも決して感情移入や共感できないだろうと…
作者の筆力だろう、いつの間にか世代も立場もカスリもしない我が家のあの時・この時が浮かんできて、自分もこの家族の一員にでもなったかのような気持ちのままページを捲る手が止まらなくなっていた。
途中、予期していなかったあの人たちの登場にも笑いながら涙ぐんで… -
中学受験×家族の物語。
中学受験をした時の様々な感情を思い出します。人生において、振り返ると意味があるような無いようなイベントだけど、やっぱり意味はあったんだなと力を貰えました。受験経験者は一読の価値あり。
店長がバカすぎてシリーズの登場人物達が結構出番があって、そこも見どころでしたね笑
しかし早見さんの小説は何とも読みやすいです。
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早見和真の作品
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