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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784022520432
作品紹介・あらすじ
いつかは産みたいが、今は産めない、しかしタイムリミットもある。その悩みを解決すべく誕生した医療技術が「卵子凍結」だ。そんな中で「今は産めないお守り」を選択した8人女性がいる。年齢、キャリア、生い立ち、それぞれに違う彼女たちだが、どうして最先端の生殖医療技術である「卵子凍結」をしたのか? 治療の結果も、人それぞれに異なっている。凍結卵子を使って出産した女性、更新料を支払ってクリニックにあるマイナス196℃の冷凍庫で凍結卵子を保管し続ける女性、妊娠出産を諦め凍結卵子を廃棄した女性など様々であるが、共通するのは誰一人、卵子凍結をやったことを後悔していないことだ。迷い、偏見、孤立、失意を乗り越えて進んでいこうとする彼女たちの元気は、どこからやって来るのか? さらに、婦人科クリニックの医療従事者などへの取材を行い、現場で起きてる課題、卵子凍結にかかる医療費、さらにそこから妊娠・出産へ進んだ場合の医療費などもレポートする。元週刊朝日の記者が描く力強さ溢れるヒューマンストーリー?――以下、「目次」よりーーEpisode1 佐藤陽子さん(仮名・39歳・AI関係)恋愛を楽しみたいから卵子凍結したけど、「産んでみたい」っていう気持ちになった。Episode2 木村和子さん(仮名・41歳・外資系金融機関)どこかで“親に孫を抱かせてあげないと”とこだわってる。何でだろうね……Episode3 増永菜生さん(35歳・ローマ第一大学)自分一人のためだけに生きる人生ではなく、血を分けた、守る存在が欲しいって思う。Episode4 小川幸恵さん(仮名・41歳・外資系コンサルティング企業)彼に相談すると、医療の手を借りて“無理やり”妊娠するのはどうかと言いました。Episode5 前田智子さん(37歳・モデル・タレント)女の人にとって、採卵って出産経験に近いのかもしれません。母親になるというスイッチが押された気がします。Episode6 田村美咲さん(仮名・45歳・食品メーカー)気づけば、産まない理由を探してたんです。Episode7 佐々木久美さん(仮名・46歳・広告制作会社)「私、保管している卵子のために出会いを求めてる」と気づいたんです。Episode8 倉田佳子さん(仮名・47歳・会社員)卵子凍結は、人生で最高の選択でした。だって我が子に会えたから。Episode9 わたし(38歳・記者)「卵を育てている」「卵が帰ってくる」という感覚は、生まれて初めてだった。
みんなの感想まとめ
将来の妊娠を考える女性たちが選んだ卵子凍結という選択肢に焦点を当てた作品では、8人の女性の多様な背景や思いが丁寧に描かれています。彼女たちは年齢やキャリア、人生の状況に応じて卵子凍結を決断し、それぞれ...
感想・レビュー・書評
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卵子凍結をした人たちを著者が取材したもの。
色々な事情や背景を持つ女性たちの、卵子凍結に至るまでや思い、その後などが丁寧に書かれている。
卵子凍結はしていないけど、不妊治療で顕微受精を行なった私としても、採卵の過酷さなどはとても共感できる部分だった。一方で、私の場合卵子は採れても凍結胚までいったのは6回の採卵で結局3個だけだったので、卵子凍結をしたからといって安心してしまうのはかなりのリスクだなと思いながら読んだ。
凍結卵子の存在が少子化対策になるかというと、そうではないと思う。東京都のように公費で助成するのは当事者にとっては悪く無いけど、限りある財源で他に優先するべきところはありそう。著者の言うように、若いうちに産んでも顰蹙を浴びなかったり、産んでから普通にキャリアを築ける社会になったらいいのにな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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