落雷と祝福 「好き」に生かされる短歌とエッセイ

  • 朝日新聞出版 (2025年4月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784022520494

作品紹介・あらすじ

その愛は、短歌になるのを待っている。マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌…歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。◆収録テーマ「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/「ハチミツとクローバー」/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』全18題。◆本書だけの特別書き下ろし短歌を作りたい人のための「好きで短歌を作るには?」も収録。

みんなの感想まとめ

様々な「好き」をテーマにした短歌とエッセイが織りなす作品で、著者の愛情が直に伝わってくる。岡本真帆が描く多彩なテーマには、マンガや映画、犬、グミ、ぬいぐるみなど、身近なものが数多く含まれ、読者はその中...

感想・レビュー・書評

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  • 短歌は正直よくわからないのですが筆者の物事を好きになる感性には共感できるところもあり楽しく読むことが出来ました。
    自分の好き、を表現するためになぜ?や、どういうところが?を掘り下げて考えるというところは三宅香帆さんの考え方に似ているなと思います。物事を表現する、というのはそういうことなのかな、と感じました。
    やはり自分の思いを忘れる前に何かに残しておくと言うことは大事だなと思いました。

  • 岡本真帆さんの「好き」がまっすぐひしひしと伝わってきて、読んでいて楽しかった。好きな短歌がまた増えました。

  • 【なぜ今、短歌ブーム?】話題の歌人岡本真帆さんに聞く「短歌の作り方」|VERY (VERY2022年9月号「ママたちの短歌ブーム」より)
    https://veryweb.jp/life/413290/

    しなやかで柔軟な、エナジーの姿。『花椿』2023年号 短歌「爛と凜」岡本真帆さんインタビュー | Column | ARCHIVE | 花椿 HANATSUBAKI | 資生堂 2023.08.04
    https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/column1/22742/

    【働く30代を癒す“現代短歌”のすすめ】ブームの火つけ役の一人、岡本真帆さんにインタビュー|@BAILA(BAILA2024年7月号掲載)
    https://baila.hpplus.jp/lifestyle/entertainment/64036

    歌人・岡本真帆さんにインタビュー! 「短歌の作り方」編【カクヨム「短歌の秋」特別企画①】 - カクヨムからのお知らせ 2024年09月04日
    https://kakuyomu.jp/info/entry/tankautumn_int_kaku

    岡本真帆(まほぴ) | Instagram
    https://www.instagram.com/mhpokmt/

    岡本真帆|note
    https://note.com/mhpokmt

    岡本真帆(Maho Okamoto)
    https://arrow-avatar-0f6.notion.site/Maho-Okamoto-1b26e200a66b4f1ea7f449818a3857a6

    塩川 いづみ(@izumishiokawa) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/izumishiokawa/

    IZUMI SHIOKAWA
    http://www.shiokawaizumi.com/

    朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:落雷と祝福
    https://publications.asahi.com/product/25322.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『落雷と祝福 「好き」に生かされる短歌とエッセイ』岡本真帆著 :<評・金沢百枝(美術史家・多摩美術大教授)> 読売新聞 2025/05/16...
      『落雷と祝福 「好き」に生かされる短歌とエッセイ』岡本真帆著 :<評・金沢百枝(美術史家・多摩美術大教授)> 読売新聞 2025/05/16
      https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/reviews/20250512-OYT8T50088/

      ■三十一文字 深く多彩に 「好き」を詠む
      <訪問>「落雷と祝福」を書いた岡本真帆(おかもと・まほ)さん:北海道新聞デジタル 2025年6月1日
      https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1166609/
      2025/06/02
  • 目次を見て、これはわたし?と思うくらい、好きなものに溢れていた。
    同じものを、同じように好きだったり、違う好きだったり、語りあえるような感覚で嬉しかった。
    エッセイと短歌、短歌の作り方、内容も盛り沢山で、新しい感覚の本。

    短歌が気持ちに触れて、エッセイでは共感や発見をして、しばらく遠のいている作品に立ち戻りたくなった。

  • 岡本さんの「好き」なものを、私はほとんど詳しく知らず、知っていたならもう少し、楽しめたかもしれない。

    だとしても、「ぬいぐるみ」はとても共感した。

    歌人は、さらっと歌を詠めてしまうんだろうなって思っていたけど、それも違った。
    何事も産みの苦しみは、あるんだなぁとしみじみ。

    推敲に推敲を重ね、彫刻家のように歌を創る、というお話に、とても不思議な感動を覚えた。

  • ゴールデンカムイが気になって。
    そこはもちろん、シン・ゴジラ、犬、ぬいぐるみの章がよかったし、酒、短歌、スピッツもよかったな。

    "偶然出会うきらめき。"
    いやまさにこれ。この一瞬が詠まれた短歌が大好きなのよ。

    女の園の星の履修後、またゆっくり読みたい!

  • 友達が貸してくれた本。
    好きな作品が私と友達と被りすぎていて「私たちが書いたのか…?」みたいな気持ち。作者の方とも仲良くなれそう!

    元の作品を知っているから短歌にもエッセイにも「わかるー!そうなんだよ〜!」と思うことが多くておもしろい!他の作品も読んでみようかな

  • 好きなものを、なぜ好きなのか言語化できるのって、すごい。

  • 今とても好きな歌人のエッセイ。
    ハチクロは私も大好きなので、ハチクロに寄せた短歌が、この人物を詠んでるんだ、とわかって嬉しい。
    読んだことないマンガ、まだ見ていない映画も「読んでみようかな」と思わせてくれる素敵なエッセイでした。

  • 日常を豊かにするものって、当たり前だと通り過ぎてしまうものに、いかに感動できるか?だと思う。

    筆者は、オノマトペひとつとっても、すごいなあ奥が深いなあと愉しみを見つけることができる。
    雪がしんしんと降っている。という表現を、機能的に使うだけでは楽しむことは出来ないと思う。しんしんという言葉についての教養がその言葉の深みを楽しむヒントになる。
    少しでも多くそんな毎日を慈しむヒントを知りたいと思う。

    筆者は自分が救われたもの、辛い現実を優しく抱きしめてくれたものを紹介することを通して、この本を読む私を救ってくれた。
    ちいかわが弱さを抱えていて良いと肯定してくれたことで、私自身の弱さも肯定できた気がする

    短歌は敷居が高いと感じてしまうけれど、このように身近な好きなものから派生した作品にはすごく親しみが持てた

    社会人経験をしている作者だからこその、普遍的な暮らしの中に実は散りばめられている素敵さに気付けるし、作家ではなくても、目の前の日常に感動できる感性さえあれば短歌を楽しめるのだと思わせてくれた

  • ・才能は呪いもしくは祝福と呼ばれあなたが切り開く闇

    ・みんなが心の中で密かに望む「見たいもの」と、映画だからこそ表現できる「誰も見たことがないもの」。その両方をバランスよく持つ映画はそう多くはない。

    ・「好き」である対象だけを見つめて言葉にしようとすると、だんだんわからなくなって、迷子になってしまうことがあるかもしれません。そんなときは比較対象を持ち出して、その違いについて整理してみるのをおすすめします。

    ・それぞれが好きなお酒を手に持って、乾杯をする。みんな嬉しそうに目を細めている。その光景が、雰囲気が好きだ。みんながんばってきたんだな、この日に辿り着くために乗り越えてきたいろんなものがあるんだ。

  • 「好き」をテーマに創作された、短歌とエッセイ集、

    そもそも「好き」とは、自分の感覚や感情に合うものとして心がひきつけられ、
    積極的に受け入れよう(接し続けよう)とする気持ちにさせられる様子、
    心がひきつけられること。気持ちにぴったり合うさま。

    岡本さんの「好き」の集合体、ひとつ、ひとつにも興味が湧いた。

    RRR(インド映画)から
    秘密など一つもないというような顔で隣で 遠い雷鳴
    ちいかわ(漫画作品)から
    たぶん今おんなじだよね そうだよね 頭の中で流れてる歌
    酒 から
    目覚めたら忘れてしまういい夢のようにあなたと泡のひととき
    A子さんの恋人(漫画作品)から
    この先もきっとあなたを思い出し そうでしょう?きみも 高いところで

    短歌って素敵だなぁ
    「好き」で短歌をつくるには①②とあり、Q&A方式になっていて
    とても参考になった。
    いつか私も作ってみたいなぁ、短歌

  • 好きなものについての短歌とエッセイ。
    歌集も二冊とも読んだし、私は岡本さんが好きなんだと思う。

     さようなら 会わないことも手を放すこともたしかに愛であること
      『A子さんの恋人』より

    それも愛なら、愛は今でも続いているのかもしれない。

  • エモい短歌が作りたいなぁと手に取った一冊。
    一朝一夕にはいかんけど、参考になった。

  •  彼女の作品の中のひとつに、私が好きなこんな歌がある。
     
     平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ

    この人は、きっとお酒が好きなのだなと感じ、興味をもった。
     だから、好きなものを語るこのエッセイに、お酒の章を見つけたときは嬉しくなった。
    これは酒飲みの話が読める!と楽しみに読み始めたら、意外な結末だったけれど、彼女らしさが滲んでいて、気持ちの良いものだった。
     その流れで、次章の短歌について読むと、ビールの歌が誕生した経緯が書かれていた。
    彼女の好きな、″お酒″だったのだとわかり嬉しくなった。
     そんな彼女らしい好きと、それにまつわる短歌が味わえる、心満たされるエッセイ集だった。

  • 好きの対象が合わなかったけど、A子さんの恋人から作られた短歌はとてもすてきだったしエッセイも良かった。

  • 芯のある好きを感じられてとても心地良かったです


  • 好きへの熱量に溢れていて読んでいて楽しくなる。
    好きを短歌にするというのは、今まで考えたこともなかったのでとても楽しそう。
    好きなものがすごく似ていて、より入り込んで読めた。
    特にチェンソーマン、ハチクロ、スキップとローファーの章が好きだった。
    チェンソーマンのマキマさんをそういう視点で見たことはなくて、映画館が出てくる意味合いに驚いた。
    そう思ってアニメのオープニングを思い返すと、より一層切なく儚くなる。漫画を読み返したくなる。
    ハチクロの絶対に本当の意味では理解し合えない才能を持ってしまった人と自分を探す人の関係性。
    その埋まらない溝を持ちながら二人は朝日に照らされた川沿いで殴り合いができるほどの関係性を築く。
    ハチクロの登場人物は分かり合えない孤独や悩みを抱えているのによい関係性を築けている。
    そんな奇跡に私の心は揺さぶられている。
    スキップとローファーもそれに近いものがある。
    何でこんなに好きなんだろうと思っていたけれど、それは日常で諦めてきたものを美津未は当たり前のように諦めることなく、諦めるという意識もなく傷つくことを恐れずに近づいていく。
    それは理解できない相手だからと言って他者を遠ざけない。
    全体を通して何となく好きと思っていたものを言語化してもらえたような感覚だった。

  • 好きなことを短歌にしてて味わい深い。
    グミの章がなんかよかったなあ。

  • 全体的に好みの傾向がかなり似ていて読んだ
    短歌を作る作業って途方もないなと思った、ちょっとやってみようとも思えない…

    ハチワレの短所とちいかわの埋め合わせの解釈、スピッツの失恋で歌詞の新しい捉え方ができた話、A子さんのすごいところが自分にはない簡単で面白かった
    あと私もお酒を愛し愛されて生きていきたいから筆者と飲みながらしゃべひたい

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著者プロフィール

一九八九年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。二〇二二年に第一歌集『水上バス浅草行き』( ナナロク社)、二〇二四年に第二歌集『あかるい花束』(ナナロク社)を刊行。

「2024年 『現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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