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- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022542885
感想・レビュー・書評
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「砂鉄の道」を読んでいて、どうしても読みたくなった一冊がブックオフで見つかったので即購入。
沖縄の過酷な過去については必要最低限に止め、室町期に思いを馳せる司馬さん。
そんな司馬さんが現地での標準語教育「差別的」だとする批判については「鹿児島や高知でも教育機関では標準語で話すよう指導がなされている。そういった現実を取り上げず沖縄だけを取りざたするのはおかしいのではないか」と苦言を呈しているのが印象的だった。
標準語があるから旅行者は曲がりなりにも己の意志を現地の人に伝えられるわけで。
決して分厚くはないが、沖縄を深く思う気持ちが伝わってくる一冊だった。
ノロの話とかもっとあったらなぁ!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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