街道をゆく 6

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022542885

感想・レビュー・書評

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  • 「砂鉄の道」を読んでいて、どうしても読みたくなった一冊がブックオフで見つかったので即購入。
    沖縄の過酷な過去については必要最低限に止め、室町期に思いを馳せる司馬さん。
    そんな司馬さんが現地での標準語教育「差別的」だとする批判については「鹿児島や高知でも教育機関では標準語で話すよう指導がなされている。そういった現実を取り上げず沖縄だけを取りざたするのはおかしいのではないか」と苦言を呈しているのが印象的だった。
    標準語があるから旅行者は曲がりなりにも己の意志を現地の人に伝えられるわけで。
    決して分厚くはないが、沖縄を深く思う気持ちが伝わってくる一冊だった。
    ノロの話とかもっとあったらなぁ!

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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