村上朝日堂の逆襲

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022555434

感想・レビュー・書評

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  • 1986年の作品。ちょうど「羊をめぐる冒険」のあと。「ノルウェイの森」がまだ世に出る前のころの村上さんのエッセイ集。
    今はもうほとんどマスコミに出てくることもなくなった村上さんですが、当時はおそらくいやいやながらも、こうして日常生活を綴っていたんですね。
    ちょっと反抗的だったらしい高校時代、早稲田大学時代のことやから、ヤクルトスワローズのネタまで。肩の力が抜けた楽しいエッセイです。
    ファンには貴重な一冊かも。

  • 1986年のエッセイという事で「懐かしいなあ」と思える部分がいたる所に。私が未だ小学生だった頃です。村上さんが日本での生活や気づいた事などを書いておられます。何だか感じが違うなあと感じたのは日本での記述しか無い事です。海外生活以前なのかな、と思いました。そう思える程最近読んだ他のエッセイとの印象が違う感じがします。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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