スパイキャッチャー

制作 : 久保田 誠一 
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 23
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022557865

作品紹介・あらすじ

盗聴、暗号解読、ニセ情報-。英国情報機関と東側スパイとの息づまるような攻防、KGB内通者の探索、MI5長官ロジャー・ホリスにからむ疑惑、政権打倒工作の国家機密を暴露し、センセーションを巻き起こした元MI5幹部のメモワール。英政府発禁の100万部ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 大学図書館で借りる。MI5の元幹部、特に表に出にくい防諜の担当者が自らの仕事を振り返る。
    MI5,MI6,GCHQの関係などは現在とだいぶ違うのではないかという印象をもった。

    本書によるとMI5は1945年における英国で活動するKGBスパイ数を150から300人(内ソ連側情報部員は45-50人)と推定した。
    根拠は「ベノナ」資料や亡命者たちの情報比較、スパイの供述、出入国記録である。
    1960年台おわりごろには情報部員の下図が450-550名。エージェントを含めると1000名を超える計算になったという。

    MI5元幹部ブラントのスパイ疑惑の調査の際の、女王の個人秘書の申し添えは非常に印象的。

  •  筆者はMI5で対スパイの元幹部であり、76年に引退するまでソ連側スパイを摘発する最高責任者であった。
     文章自体退屈に思える場面も多く感じられたが、淡々と関われているその内容がリアリティを感じさせる。
     サッチャー首相が本国だけではなく、オーストラリア、ニュージーランドや香港でも出版差し止めを要求し法廷闘争したこの作品には、真実が少なからず内包しているからであろう。それが何かなのかは読者に委ねられている。

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