軽蔑

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著者 : 中上健次
  • 朝日新聞 (1992年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022564214

作品紹介

歌舞伎町のトップレス・ダンサー真知子は、暴走族くずれの遊び人カズさんを恋男にしたが…。女性の凄絶なまでの美しさと強さを謳いあげる、物語作家・中上健次文学の至宝。

軽蔑の感想・レビュー・書評

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  • 中上最後の小説、珍しく若い女性を主人公に。「男と女、五分と五分」と何度も吐く真知子の決め台詞キライ。彼女の熱い血潮とか高揚感とか(センスがいいとされている服装のセンスとか)全てキライだけれど、冷めている時の彼女の視界に映る季節や風景や花々の描写はとてもキレイ。この視線でカズさんを愛したのだとしたら、馳せる思いにぽたぽたと頬を伝う雫の純粋と熱さは本物なのだと信じることができた。路地を離れた中上最後のこの小説が、行き着いた果ての結晶なのかどうか私にはまだ分からない。もっともっと中上作品を読まないと分からない。

  • 歌舞伎町のトップレスバーのダンサー真知子は、お客で遊び人の「かずさん」の仕掛けた警察の「手入れ」を装った悪戯に引っ掛かり、店を飛び出した際に「高飛び」を持ちかけられ、そのまま「かずさん」に従って彼の故郷に行き着く。共に暮らし始めたものの、男と女五分と五分の関係を求める真知子の悩みは尽きない。
    ストーリーは、どうということのない平凡なもの。心理描写に特化した小説。退屈とみるか味わい深いとみるか。

  • 和歌山、新宮などを舞台とした作品です。

  • コドモには、とても薦められない。 猥雑で真剣で激しくて、そして切なくて悲しい、こんな本は。

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