日本神話の考古学

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022566409

作品紹介・あらすじ

国生み、三種の神器、出雲・日向、神武東征…。日本神話に秘められた古代史の真相に実地踏査と考古学の成果から迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 考古学の成果と、古事記・日本書紀の記述を俯瞰的に照らし合わせている良作。出土品の傾向と書かれていることを大まかに捉えて考察し、記紀の記述に大きな嘘がないということを論じている。石棺の形式や土器の編年を専門家的な詳細で述べていないのがよい。こういう照合はついつい専門用語と誰も知らない古地名で述べられがちになるのだが、そこは老練の考古学者、神武東征のルートが本当であったかどうかというよりもなぜそのルートなのかという意味的な論点で、考古学的成果と照らし合わせて大きな嘘がないと論じている。考古学は文献学と発掘成果を常に照らし合わせなければならないと、つくづく思わせられる。

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著者プロフィール

耳鼻咽喉科医師、医学博士(神経科学)
国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局長
1992年頃より吃音の脳機能についての研究を始め、その後、吃音の行動実験や治療方法の開発研究を行い、2011年より所属施設の病院耳鼻咽喉科で成人吃音相談外来を担当している。日本吃音・流暢性障害学会理事、日本音声言語医学会評議員。

「2018年 『クラタリング[早口言語症]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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