ベラルーシの林檎

著者 : 岸恵子
  • 朝日新聞 (1993年10月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022566737

ベラルーシの林檎の感想・レビュー・書評

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  • ユダヤ人とイスラエル、東欧の民主化、フランスでの生活、戦後の復興からバブルを経て現在までの日本、いろんな事柄を岸恵子さん自身の視点と切り口で書かれています。
    期待してたよりもずっと面白かったです。

    ユダヤのこと、東欧や旧ソ連の国々のこと、私は今まで全然知らなかったことを読むことができました。
    日本を出てフランスで暮らすこと、岸さんの時代は今よりもはるかに苦労も大きかったことと思います。世界をまたにかけてという華々しいイメージの裏で、日本にもフランスにも自分自身の根をある場所がないと感じていたという。。

    岸恵子さんの女優としての活躍は、私はほとんど知らないのだけれど、結婚を控えて日本を発つ前の映画「雪国」、観てみたいなぁ。
    そしてほかのエッセイも読んでみたいと思います。
    岸さんは、本当に美しさと強さと、旺盛な好奇心と深い思慮と、いろんなものをお持ちの素敵な方なんだろうなと思いました。

  • ただの女優かと思っていたけど、文章、内容共に、素晴らしい

  • 「わりなき恋」を、待ってました!という方が多くて、ほほう、と思って古い作品のほうを読んでみました。エッセイですが。いやあ、格好良いですね岸恵子さん。映画の「雪国」も見てみたくなりました。自分も、もっと勉強せねばです。

  • 第二次世界大戦を経験し、フランス人と国際結婚・離婚し、海外リポーターとしての経験から綴られた作品。
    岸恵子さんならではの経験、考えが述べられており、参考になる。

  • バルト三国・イスラエルパレスチナ・戦後日本のミックス。
    微妙に作者の「日本」に共感できない。
    「芸能界」か「東京」と読み替えればいくらかは納得。
    および、外国での隔離感には同感。

    追記
    映画招かれざる客について、何かで同じ話を読んだと思ったら、「放送禁止歌」内だった。

  • 岸恵子の「ベラルーシの林檎」を読んだ
    教養溢れる素敵な書き手で、はじめから引き込まれた
    いつか、バルト三国や周辺の国を巡り歩くことができたら楽しそうだな、と思った
    彼女が過ごしていた時代のパリは、とても素敵な雰囲気に包まれた場所のように感じる
    でも、今のフランス政府はイスラム女性のスカーフを法律で禁止するような暴挙に出ている
    イギリスもそうだけど、ここ数年の欧米諸国の頑なで優しさのない政策には強く憤りを覚える

  • 何気なく本屋で手にとって購入。前半の著者、及び著者を取り巻く人々の生き様に感銘を受けた。お金にならない誇りを大切にしている人たちは今どのぐらいいるのだろうか。文章全体に気品があり、読み心地が良かった。

  • 大儀といわれて散るよりも
    悪と言われて生き延びたい
    列車の中で、1人の老婆はリンゴを大事に大事にスプーンで食べていたのです。そして大事に大事に、そのリンゴの薄皮でリンゴを包んで、鞄の中に収めるのです。

  • 岸恵子の対談を読んで、太平洋戦争を扱った映画への出演に対する彼女のスタンスが素敵で、この本を手に取った。フランス人と結婚したとは知っていたが、そんなパリの知的階級に飛び込んでいたとは。うらやましい、だけじゃ片付けられない、帰国子女的苦労もあったんだろうなあ。強いなあ。

  • 怜悧でユーモアにあふれた若々しいエッセイ。国境、人種、はざまに転がる小さな林檎。
    しなびた小さな林檎はやはり、東の象徴ですね。わたしも自分の眼でそう思いました。このエッセイに出会う前に。

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