街道をゆく 40

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022568083

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎さんの台湾紀行(1990年代)。
    あちこち話が飛ぶが、司馬さんは台湾には2回行ったのだと思う。
    実際に滞在して、様々な場所を訪ね、電車に乗り、町の様子を眺め、いろいろな人々に会っている。その描写も非常に興味深いが、さらに本や人の話で知ったことが加わり、その中に台湾の歴史的な人物が出てきたり、一般庶民が出てきたり、何よりも老台北と呼ぶ人物に様々な教えを乞うた話が折に触れて登場する
    こちらも混乱するが、読み終えて不思議とすっと筋のある一本の台湾が見えてきた気がする。
    巻末の李登輝総統との対談は、司馬遼太郎さんでなければ実現しなかっただろう。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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