遺書

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.54
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本棚登録 : 1496
感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022568090

感想・レビュー・書評

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  • 読んでみたいと思ってたので。

    好き嫌いは別。色濃く彼の影響が皆の中にあるのだ。

    内容は一貫している。基本的に前半読めばOK。繰り返しだ。芯があるから同じ結末に繋がるだけなのだろう。
    特におすすめできる本でもない。

    私の笑いの感性は、松本人志で作られたと言っていい。
    話し言葉すら影響を受けてきたと思う。

    今とは違う、若い頃の松本人志だ。
    本当に日本の笑いを変えた人物だと思う。

  • ちょいちょい番組で取り上げられるので、一度読んでみたいと思い、手に取ってみた。
    やはり年数が経ってしまって、ちょっとと思う部分は多々あったが、基本は変わらないと思うので、なるほどなぁ、もっとワガママになろうと思った。

  • 中学生くらいの頃に読んだ。内容ほとんど忘れたけど
    お笑いに関しては時代の先を行き過ぎて世間がついてきてない
    的なことが書いてあったと思う。
    やっぱダウンタウン、すげーなーって思った。

  • あの当時の松本人志の感性は新鮮だったんだろうな。
    ブラックユーモアが通用した時代。
    矢面に立つのが格好いいと思われた時代。
    競争意識で社会が成り立っていてヒトを陥れることに疑問がなかった時代。
    自分の感性を信じて、ネクラと貧乏と女性をネタにし、独特な正義感を発揮する。
    そこには“お笑いのために”の愛があった。
    タイトルを『遺書』にしたセンスに脱帽です。

  • 謙虚な姿勢を持ちたい、と学べる本。時代が現れているという意味では興味深い。当時の読者はどういう気持ちで読んでいたのかを想像してみる。現在の松本人志という人物の位置を見るに、この本の中の彼に尊敬を抱く人が多かったからなのか。かなりびっくりした内容だった、、

  • 全て3ページで書かれておりかなり読みやすい。

    過剰な自信に見せかけて、確かに理屈を持って自分の考えや意見を話してくれている。
    なにより素直に伝えた結果がそのようになっていると感じる。

    カッコつけることが少ない芸人の文章って想像つかないなーって思っていた(又吉・若林などはかっこいい部分が普段から滲み出ているので個人的に例外)が、イメージそのままで一般人にも分かりやすく語っている。また、決して天狗になっていないと感じる。

    大事にしたい言葉「その仕事でお金をもらっている以上、プロであるのでその責任を果たす努力は不可欠である。」

  • 松っちゃん、尖ってるわぁー。
    3150

  • 私自身トガッてたころに読めばよかったと思ったけど、取り込まれちゃったら危険だな
    芸人さんも遺書読んで急にトガりに磨きかかっちゃうなんてあるらしいし
    「それがあったからこそいまがある」って考えがすき

  • 2015.8.19お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志さんが、週刊朝日に書いてた連載コラムをまとめて本にしたもの、なのかな。まぁ口が悪いというかなんというか。私は平成の生まれだし、このトガった時代のダウンタウンみたいなものを知らないから、新鮮だったりはした。笑いとは何かという、笑いに対する感性的なものを知りたくて読んだが、ひとつわかったのは、彼の笑いはアドリブ的なところ、元々決められたものを披露するのではなくその場その場での発想、そのクオリティこそが笑いだということ。そしてそれは確かにおもしろい。なんか漫才とか見てても、いやおもしろいけど、それらは元々すごく練習して作られたものであって、言わば作品を披露しているようなもので。それは何かこう、すごく不自然さを感じてしまう。作品なんだなっていう感覚で見ると、すべて決められたものを披露してんだなって思うと、なんかおもしろさ半減という感じで。その点アドリブは、当の本人すら次になにを言うか決めてなくその場その場で考えて発言していくわけで、でもそれってすごく自然なことだと思うし、故に見てるこっちもその先の見えなさが、緊張と緩和で言う所の緊張につながって、おもしろく感じるのだと思う。私は芸人ではないけど、そんな一般人にとって本来笑いとは日常生活の中に自然に発生するものである。友人との会話とか、たまたまおもしろい光景を見たとか。言わば偶然の産物である。だから、その自然さを理想とする松本さんの笑いはすごく共感できるというか本物だと思った。無論その偶然さを、偶然らしさという新鮮さは残したまま、いつでもどんな舞台でもやってのける能力はすごいの一言に尽きるわけだが。あとまぁ笑いに魂を売った生き方ってのも大変だなと。でもそれだけ、笑いに対する熱意とかが、過去の出来事とかを背景にあったんだなと。改めて、今までクソ真面目に生きてきた自分にとっては興味深い、目障り耳障りの悪い笑いの哲学、笑いの生き様のようなものを少し知れる一冊だった。悪態ばっかついてるけど、結局そういう風に世界を見る視点が、アドリブボケの発想法に繋がってるんでしょうね。作らずに笑わすってことは、笑いを自分の外に作り上げてそれを演じるのではなく、私のまま、私として笑わすわけであって、笑いは仕事というより、笑いは人生になる。生きることそのものが笑い。息をするように世界に悪態をつき、息をするように人を笑わせる。何事もそうやって人生を賭けないと、一流にはなれないのかもしれない。これ読み終わって、youtubeでガキ使のトーク集みたいなの見てるけど、アドリブだって思ってみるとやっぱおもしろいし、すげーとおもう。

  • 軽く読めてイイ
    思想の詰め合わせ

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