ソムリエ世界一の秘密: 田崎真也物語

著者 : 重金敦之

• 朝日新聞出版 (1995年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[でんぞうさんの感想 · 2020年5月28日]

非常に面白かった。好奇心旺盛で、小さい頃から昆虫や魚や船など興味持ったものに対する情熱の傾け方がすごい。ソムリエに最初からなりたかったわけではなく、サービスを極める中で少しずつ、最後は必然的にソムリエ世界一になるべくしてなったという経緯がよくわかる内容だった。すっかり若手と呼ばれなくなってしまった中年だけど、いつまでも成長したいという気持ちを持っていきたい思わせられた

著者プロフィール

1939年生まれ。慶応大学卒業後、朝日新聞入社。「週刊朝日」編集部在籍時に池波正太郎、松本清張、結城昌治、渡辺淳一など多くの作家を担当。食の分野にも造詣が深く、料理にたずさわる人たちからの信頼も厚い。著書に『作家の食と酒と』『編集者の食と酒と』『愚者の説法　賢者のぼやき』ほか多数。 左右社HPで「鯉なき池のゲンゴロウ」連載中。

「2018年 『淳ちゃん先生のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」