いじめの時間

  • 朝日新聞社 (1997年1月1日発売)
3.20
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本棚登録 : 180
感想 : 24
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022571496

みんなの感想まとめ

いじめというテーマを多角的に描いたオムニバス作品であり、各ストーリーはそれぞれの視点からいじめの実態を浮き彫りにしています。読者は、いじめる側といじめられる側の感情や葛藤を通じて、個々の体験が持つ独自...

感想・レビュー・書評

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  • 2015 2/14

  • 図書館にて借りました。

    いじめって今は本当に色々なものがある。
    ネット荒らしや、プロフいじめ、古風ないけずもそう。
    特にネットが普及してからは犯罪と呼んでもいい。

    よく苛められるほうにも問題がある、と云うけど少しだけ実は解る。
    でも、絶対に苛めるほうが駄目だ。

  • 角田さんのはさすがどろどろしてました。
    あとのは、ぴんとこなかったなあ。

  • タイトル通り、いじめに関してのオムニバス。いじめる側、いじめられる側、人間、動物…面白かった、でも激しく鬱になった…

    あの独特の雰囲気 教室の温度 机の硬さ 小さな悪意

    読まない方がいいような気もします
    知らない人は知らないままでいい あの温度は…

  • 読後にカタルシスがない。こんな短編に一切共感できないことが、逆に、私は凄く幸せに守られて生きているんだと思った。
    「空のクロール」「リターン・マッチ」「かかしの旅」の三作が面白かった。
    残りは、取り敢えず18歳現在、理解不可能。

  • 陰鬱と不快。2/3でドロップアウト。

  • 気分が悪くなる悪くならないにかかわらず読んでしまう。

  • いじめと一言で言っても、いろいろあるのだ。

  • 色々な作家さんの短編集。

  • カメを苛めるのが心が痛んだ

  • 「いじめ」がテーマのアンソロジー。意外にも、真正面から「いじめ」について書いるわけではない作家が多かった。
    湯本香樹実氏の「リターン・マッチ」は、一番心にまっすぐに来るものがあった。今まで読んだことがなかったが、江國香織氏の作品も好きだ。他作品も読んでみたくなった。

  • 不思議な不思議な物語。
    大好きな本です。父上からいただきました。

  • いじめに関する短編集。
    なかなか、しんみりさせられる作品。

    以下三作品が面白かった。
    ちなみに。野中柊の作品は予想通り意味不明で、評価しかねた。

    「亀をいじめる」は、残忍でありながらもどこか主人公に共感してしまうところがあった。
    憎しみをひたすら飼っている亀にぶつけ、快感を覚える。
    実際にあそこまではやらないが、だれしもそういった残酷さは持っているのではないかと思う。ラストが、えげつない。

    「空のクロール」は、描写がとても綺麗だ。
    揺れる水の感じもさる事ながら、何よりもクラスメイト達を、23匹の金魚に例えるところが、すごく良い。
    いじめがテーマなのにも関わらず、綺麗で不思議な魅力を感じる。

    「かかしの旅」は、読んでいても辛いものがあった。
    「かかし」と馬鹿にされる主人公が抱く思いが痛くて、胸が苦しくなった。
    なかでもこの文章が、印象深い。

    「足が悪いことも、人前では言葉が出てこないのも、自分が悪いからなんだけど、そういう存在が不快だっていうことをぼくは改めて知ったんだ。ぼくは人をイライラさせる。ムカムカさせる。いじめたい気分にさせる変な人間なんだって。」

    どうしようもなく、悲しかった。どうしてこういう風に、当然のように思ってしまう子がいるのだろうと。
    終わり方は、未来への温かい希望が感じられて、良かった。

  • "亀をいじめる"がひどかった。どれもさり気なくぐっさりきます(どういえばいいのか。) 

  • えくにかおりさんすごい・・・
    鳥肌立ちました

  • かろうじて江國さんと大岡玲さんのを読んだ…大岡さん痛すぎ…。あとはもう辛くて未読です…

  • 私的に角田さんと野中さんの話が印象強かったなぁ。

  • 苦しい。切ない。
    自分がこどもだったころ(今も、大人とは言いがたいけれど)感じていた息苦しさが、ここにはあった。
    なにものにもなりきれない不安が、いじめを生むのかもしれない。

  • 6/25

  • 江國香織・大岡玲・角田光代・野中柊・湯本香樹実・柳美里・稲葉真弓 共著。

    7人がそれぞれのやり方で「いじめ」を描いていて 教訓的でなく、表面的でもない。
    いじめの恐ろしさ・哀しさ・痛さ・甘美さ・思いがけない身近さなどが、コントロールできないやるせなさとともに身に迫ってくる。

    稲葉真弓さんの『かかしの旅』の中のこんな一節が嘘のようで本当だと思う。

     ≪あるとき、ある時間を境にして、
     何もかも風景が変わってしまうことってあるんだな。
     ふと気がつくと昨日の仲間がいなくなり、
     孤島みたいなところに取り残されている。
     叫びながら孤島から向こうに渡ろうとしても、
     もうどこにも道はない。
     どうしてこんなことになったのか、
     周りにも本人にもわからないってことがこの世にはあるんだ。≫

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著者プロフィール

江國 香織(えくに・かおり):1964年東京生まれ。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文学賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞。他の小説作品に『つめたいよるに』『神様のボート』『東京タワー』『抱擁、あるいはライスには塩を』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』など多数。『絵本を抱えて部屋のすみへ』『いくつもの週末』『雨はコーラをのめない』『旅ドロップ』などのエッセイ集や詩集・童話・翻訳など多彩なジャンルで活躍。 

「2024年 『読んでばっか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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