- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022572424
作品紹介・あらすじ
酒鬼薔薇の真実。初公開資料などをもとに、事件の全貌に迫る。
感想・レビュー・書評
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一番わかりやすくほぼ全てを網羅した本ではなかろうか。誠実に取材しようとしても競争になってしまうマスコミの罪を自身感じながら淡々と事実を伝えようとしている姿勢に好感が持てる。でも記者会見の出席を拒まれたこともあるようなので、取材とは本当に大変なものなのだろうな。全体像を把握したいときにはこの本がおススメです。
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リアルタイムでの取材ですから、そういえば当時はそんな風に言われていた、と思い出したのは、須磨区がニュータウンでコンビニがあんましないとか、お受験モードだったとか、学級崩壊があったとかそんなことがたくさんの論者の間で話されていたということです。しかしそうした背景が彼を猟奇的殺人に駆り立てたのかというとよく分からないのは、殺しをやる時性的に興奮していることで、それこそが彼を悩ませ周囲への反発につながったのであれば事態はまったく逆になりうる気もしますね、しかし社会的関心てなんでしょうね。そんなもんのために例外があってはいけないと思うんですが。
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名前を少し聞いたことがあるだけで何も知らなかったので、読んだときはこの事件が現実に起きたことなのか信じられなかった。手紙の文字と「ばれたのだと観念したのに本当はわかっていなくて騙されたことが許せない」というような一文が頭に残っている。
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改めて事件を振り返るとか、興味の持ち始めに読むのをおすすめする。
宮台真司さんの評論も合わせて読んで欲しいです。