理由

著者 :
  • 朝日新聞社
3.49
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本棚登録 : 1566
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022572448

作品紹介・あらすじ

家が、家族が、そして人がだんだん壊れていく。「一家四人殺し」はなぜ起こったか。宮部みゆき待望の長編ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 再読

    競売マンションでの殺人事件を軸にした
    第三者による事件の手記という独特な形式。

    好き嫌いはあるだろうがこの形式が「人間を描く」
    という点で活かされていると思う。

    いつだって真実というのは、見る人によって角度によって違う、
    それぞれの「理由」がある。

    宮部作品の中でこれはそんなに好きな方じゃないけど
    いつも、人間を描くのだという姿勢が好きだ。

    こうね・・・親戚の真面目なおばちゃんに
    浮ついた生き方してたら駄目よ!って言われているようなね(笑)

    それにしてもさー、発売当初から思ってたんだけど、
    表紙の写真のおじさん怖くねー?
    怖すぎて見るたびびくびくしちゃうよ><

  • もろい家族関係が殺人事件を複雑なものとする。ほとんど悪いやつはいないのに悲劇が生まれる。誰にでも不幸が訪れるチャンスはある。ささやかな日常も貴重なものかもしれない。

  • 持ち主いわく、「まどろっこしい」といっていましたが
    本当だ、これはまどろっこしいね(笑)
    人物描写が濃厚すぎます。

    一応ミステリーとしては
    さほど度数は強くなく、
    犯人も隠されていませんので
    ある程度の段階であっけなく判明します。
    だけれども、その真の犯人は責められないなぁ…
    これって今現在でも問題ですし…

    本当、こう言う目に遭う人
    減っていただきたいものです。
    もし自制があれば…!!

  • 朝日新聞夕刊に連載されていた作品。インタビュー形式で始まる作品に馴染めなくて読むに苦労した。よく作り込まれているけど、読んでいてワクワクしたり楽しくなる感じではない。

  • 今さらですが読みました。大変面白かった。完成度が高い。細かいディティールが素晴らしい。一つの事件への様々な角度(人物)からの描写が、それぞれの「理由」を浮き立たせる。それは反転して、希薄な現代日本社会では失われた、他者への「思いやり」に繋がる。殺人事件が題材ですが心温まりました。

  • 今まで読んだ宮部みゆきの中では、一番、読みづらかった。
    テンポがいつもと違って少しゆっくりめだったからか、妙に先に先にと期待をかけるような書き方をされていたからかもしれない。
    作中、重要な役所をつとめる宝井綾子にまったく共感できなかったからかもしれない。
    キャラクター自体は、作り込まれていて、石田家の内情や、他の人物たちの内情なんかもきちんと書かれていたのに。
    個人個人は悪くない。各々が、各々の事情を抱えて、各々の思いをもってして行動した結果が、どうにも上手く相手に伝わらない。普通なら、ただそれだけで終わることが終わらない。自分でもコントロールできないところで、何かが少しずつ変わっていって、何かが崩れていって、という話の流れは切なくて良かったんだけれど……。
    何かがとっても不完全燃焼な作品でした。

  • 宮部ワールド炸裂。

    細やかな取材の跡があり
    複雑な人間関係も丹念に描きこまれている。

    伏線も張り巡らさられており、面白かった。

  • 2000.5

  • ずっと読みたかった作品!高層マンションや競売物件、民事執行妨害など社会問題も上手に切り取っていて面白いです。少し前の作品なのに今に通じるところが多くあります。

  • 読み始めてから、前に一度読んだことがあるのを思い出した。
    長いし物語に入っていけないし、で、すごくつらかった。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。
大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。
『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。

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