天国までの百マイル

著者 : 浅田次郎
  • 朝日新聞社 (1998年11月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022572950

作品紹介・あらすじ

経営する不動産会社を潰してしまった城所安男は自己破産者となり、別れた妻への仕送りにも頭を悩ます日々を送っている。そんなある日、狭心症で入院中の母を見舞った安男は、主治医から母の心臓が極めて危険な状態であることを知らされる。安男は母の命を助けるために、天才的な外科医がいる千葉県鴨浦町のサン・マルコ記念病院をめざして、オンボロ・ワゴンで百マイルの旅に出た…。バブル崩壊による自己破産、離婚、子供たちとの別れ、そして重い病を患う老母-病める現代社会を象徴する家族の問題を描く、小説トリッパーに好評連載された直木賞受賞後初の長編小説。

天国までの百マイルの感想・レビュー・書評

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  • 浅田次郎著。 男女の愛と親子の愛がテーマです。前者は自分には全く縁のないもので、対して後者は身につまされる思いで読みました。それと、遠くの親族より近くの他人、という愛もそこここに登場します。夢のある素敵な話でした。

  • ストレートな感動ものを読みたくて、名作と名高い本作品を読んでみました。

    主人公の安男は、エリート4人兄弟の末っ子。
    羽振りのよかった時期もあったが、今や経営していた会社は潰れ、妻子に去られ、少ない給料は全て養育費の仕送りに消える生活。
    そんな中で、母親の心臓病が重篤な状態に陥り…。

    安男の落ちぶれ加減、母に対する兄弟たちの冷たさに、心が凍る思いをしますが、自分が母を助ける!と決意した安男のまわりには、いつしか人情味溢れる人達が次々とが現れます。
    関わりの深い人も、通りすがりの人も、みな心意気があって、いきな計らいに、人間っていいなと素直に思えます。

    そして、ストレートに押し寄せる感動に、涙、涙!
    人生捨てたもんじゃないなぁと思わせてくれる作品です。

    図書館スタッフ(学園前):山姉さん

  • 経営する不動産会社を潰してしまった城所安男は自己破産者となり、別れた妻への仕送りにも頭を悩ます日々を送っている。
    そんなある日、狭心症で入院中の母を見舞った安男は、主治医から母の心臓が極めて危険な状態であることを知らされる。
    安男は母の命を助けるために、天才的な外科医がいる千葉県鴨浦町のサン・マルコ記念病院をめざして、オンボロ・ワゴンで百マイルの旅に出た…。
    バブル崩壊による自己破産、離婚、子供たちとの別れ、そして重い病を患う老母―病める現代社会を象徴する家族の問題を描く、小説トリッパーに好評連載された直木賞受賞後初の長編小説。
    (アマゾンより引用)

    良いお話でした(*´∀`*)
    この主人公さんのまわりにはたくさん良い人たちがいるなぁ・・・と
    自分に問題がふりかかったときに、相手がどんな反応してくれるのかを見たとき、その人の本質や自分の人望が見えてくるんじゃないかなぁ・・・って気がする(´・ω・`)
    個人的には金貸しの人の対応に一番感動した(PД`q。)
    他人が追い込まれてる時に、無意識に手を差し伸べてあげられるような、そんな人間にいつかなりたい(´・ω・`)

  • 作品名を天国まで100マイルだと思い込んでいて、えっ「の」が入っていたの…と思いながらの読書です。浅田さんにしては涙のボタンの押しが弱く、通勤電車でボロボロすることはありませんでした
    作中で一番気になるのはがマリさんだというのは決してワタシだけではないはずです。ややもすると彼女か主人公なのかも知れませんね。

  • 貧乏にならないと、幸せが分からないんだよな。
    でも良い女性に恵まれているな。

  • 自分の今の境遇に重ねて、読みました。私は、安男以上に燻っているかもしれません。英子もマリもいないから、もっと悲惨かもしれません。でも、母がいます。何度も涙が流れそうになりました。もう一度、頑張らねば。母を幸せにしなくては。

  • 名医登場のシーンはカッコよかった

  • 良かった^^
    この母親は苦しい時代を過ごしてやっと優しい人たちに出会えたのかな。
    安男も自分がけっして苦しいだけじゃない周りの人たちに助けられてきたという事に気づけて良かったんじゃないかな。

  • 浅田次郎さんものはあまり読んでないのですが、とてもよかったです。読みやすかったし、とてもわかりやすいです。
    話の展開が早くてびっくりするところもありましたが・・。
    お母さんも、英子さんも、マリさんも良い女すぎます。
    かっこいいです。

  • もっと胸に迫るものがあるかと期待してたが、そうでもなかった。
    心臓手術の必要な母親をオンボロなワゴン車に乗せて、100マイル先の天才外科医の居る病院まで運ぶ・・・。
    その病院も、なんというか現実離れしてるような・・・。そこの外科医も何となく既視感があるなと思ったら、漫画「ブラックジャックによろしく」に出てくる心臓外科医とイメージがダブる・・・。

    主人公安男の人物構成とか、脇を固めるマリ、英子などの性格描写は上手いと思うし、物語に入り込めるのだが、泣けると言うほどの内容ではなかった。
    ただ、双子の子供が母親の英子に宛てた手紙の部分では、ウルッときたけど・・・。

    全体的に中途半端な印象を受けた一冊。

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