1961ケネディの戦争 冷戦・ベトナム・東南アジア

  • 朝日新聞社 (1999年2月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (808ページ) / ISBN・EAN: 9784022573087

感想・レビュー・書評

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  •  JFKは、"Politician"よりは"Statesman"という表現が似合う存在、とされている。
     しかし本著においては、ヴェトナムへの武力介入に傾斜していく姿を”愚行”という言葉を底意に保ちつつも、事実を丹念に積み重ねた665ページ(+巻末資料105ページ)の大著である。
     JFKが持つ華やかさと、その突然の死と相俟って、好意的な見方を持つ人が大半である中、多くの歴史家やジャーナリストは、むしろ”厳しい”見方をJFKに対して持っている(デイビッド・ハルバースタムなどもそうだ)のだが、その理由を、本著の息苦しくなるほどの事実と考察から見出すことは、さほど難しいことではない。
     一見、手に取りづらく、分厚い本にたじろいでしまうが、思いのほか読み進んでしまう好著だ。

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著者プロフィール

1957年熊本県生まれ。東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業、筑波大学大学院社会科学研究科法学専攻修了(法学博士)。立命館大学専任講師・助教授、筑波大学助教授をへて、現在筑波大学人文社会系教授。専門はアメリカ外交史(とくにケネディ政権期)。
〈主な著書〉
『ダレス外交とインドシナ』同文舘出版,1988年
『20世紀の国際政治』同文舘出版,1992年(改訂増補版 2003年,第三版 2014年)
『ワールドカップの国際政治学』朝日選書,1994年(増補版 1996年)
『1961 ケネディの戦争――冷戦・ベトナム・東南アジア』朝日新聞社,1999年
『ベトナム戦争――誤算と誤解の戦場』中公新書,2001年
『ベトナム症候群――超大国を苛む勝利への強迫観念』中公新書,2003年
『ケネディと冷戦――ベトナム戦争とアメリカ外交』彩流社,2012年
『ケネディとベトナム戦争――反乱鎮圧戦略の挫折』錦正社,2013年
『ケネディはベトナムにどう向き合ったか――JFKとゴ・ジン・ジェムの暗闘』ミネルヴァ書房,2015年

「2016年 『超大国アメリカ100年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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