時ノアゲアシ取リ―笙野頼子窯変小説集

著者 : 笙野頼子
  • 朝日新聞社 (1999年1月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022573438

作品紹介

今こそ屹立する純文学の愉楽。鬱と哄笑、煮えくりかえる無常観。激変する環境のなかで『窯変』をとげ、異形の美をかもしだす短編小説の世界。

時ノアゲアシ取リ―笙野頼子窯変小説集の感想・レビュー・書評

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  • 日常雑記とも私小説ともつかない短編集。「夜のグローブ座」なんかはひたすら“たま(※イカ天バンド)”のライブレポみたいになってて、お好きだったとは意外。ひたすら魚がらみのエピソードの羅列だけれど幻想的な「魚の光」と、たまごっちの亀バージョン?“亀でんねん”などカメグッズ集めエピソードの「蓮の下の亀」あたりが好きでした。『母の発達』と実際の母の死についての「一九九六・丙子、段差のある一年」 は、物悲しいというか、いたたまれない気持ちになった。

    ※収録作品
    「時ノアゲアシ取リ」「人形の正座」「一九九六、段差のある一日」「使い魔の日記」「壊れるところを見ていた」「夜のグローブ座」「魚の光」「蓮の下の亀」「全ての遠足」「一九九六・丙子、段差のある一年」

  • 『時ノアゲアシ取り』、『人形の正座』、『一九九六、段差のある一日』、『使い魔の日記』、『壊れるところを見ていた』、『夜のグローブ座』、『魚の光』、『蓮の下の亀』、『一九九六・丙子、段差のある一年』の10篇からなる短編集。『魚の光』が幻想的で一番好み。『一九九六・丙子、段差のある一年』は、母を失った気持ちが痛切だが、それを小説家として客観視しているのが余計に辛く感じる。今度から「外出」は「遠足」と言う事にしようと、思った。

  • 2010/8/6購入

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