- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022574923
感想・レビュー・書評
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青春とか若さの匂いがする小説でした。途中で挫折。
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少年。血。灰。夕暮れ。コンクリート。海。道路。少年。
完璧。理想的な少年。美しすぎて死ぬ、少年はいつか死ぬもんだ。悲しい。
青春は紅い。ただただただただ紅い。 -
10代の青年達の悩みと葛藤。それを忘れる為、夢中になったものがスケートボード。スケートボードの描写が良いクッションになっている。登場人物がほぼ厨二病臭いが「青春」を感じやすい。
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2015/7/20読了
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自閉、妄想、刺傷。
友人の自殺をきっかけに、高校生たちのリアリティが歪みはじめる。
追いつめられた彼らは、限られた生の現実に何を見たのか-。
アメトークの読書芸人でオードリーの若林がお勧めって言ってたので、読んでみた。w
おもしろかった! -
オードリー若林さんのオススメ。
あまり入り込めなかった、高校生の話であるが、感情移入できないのは自分の高校生活とかけ離れていあるためか。こんな尖った思春期ってあまり経験しなかったけど、一般的なのかしら?
自分、現実、友達、女、スケボー、命、どれも確かなようでいて本当に確かなものなんてなに一つないという哲学と向き合う青春。
文体は事細かな描写がない、抽象的な読者に想像させるスタイルで好みだったが、若者故の?言い回しが最後まで耳に頭に馴染まなかった。 -
自意識過剰な甘ったれたガキのたわごとを綴っているだけとしか思えない。
グダグダ周りに文句をつけ、それを「オレ、カコイイ」て自己陶酔してる感じが嫌い。 -
(1998.12.19読了)(新聞連載)
(「MARC」データベースより)amazon
自閉、妄想、刺傷。友人の自殺をきっかけに、高校生たちのリアリティが歪みはじめる。追いつめられた彼らは、限られた生の現実に何を見たのか-。『朝日新聞』に掲載された連載小説の単行本化。「シルバー・ビーンズ」も併録。 -
ダ・ヴィンチ推奨本。
青臭い日々とそれを捨てきれない若い男の話。男心は単純で複雑で難しい。分かり合えない。 -
キョウが屋上から飛び降り自殺した。カズキとコミとモリヤの前で、コンクリートの手すりに登って「命!」とポーズを取ると、そのまま薄紫色の宙の中に飛んだ。親友の突然の死によって、それぞれの抱えていた世界はギリギリの淵に追い詰められてゆく。江ノ島弁天橋の下で生活しているトモロウさんを尊敬しスケボーを習うカズキだが、キョウの自殺後には強烈な頭痛が襲うようになる。カワナリ・シンドロームと名付けられた流行りで保健室には人が絶えない。その中にはモリヤもいた。死と生との境界線、生きている内に狭められて行く自分達の視野をカズキの視線で描いた「オレンジ・アンド・タール」。トモロウさんの視線で描いた「シルバー・ビーンズ」。どことなく「ライ麦畑でつかまえて」が思い起こされたが、いまいち評価は低いようなので意外だった。「最初から無いというのを本気で考えてみろよ」という言葉が結構好き。
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オードリー若林さんがこの本が好きだと言っていたので読んでみた。
わかりやすくてエンターテイメント性のあるタイプではなく、
「現実と自分とのギャップ」、そして「自分とは何か」をぐるぐる悶々と
考えてしまうような小説だった。
哲学的であり、あまり良くない言い方かもしれないけど厨二病的でもある。
自分探しをして「これが自分だ!」と思えるものなんて永遠に見つからない
と思うし、そもそもやる勇気もない。
かと言って、いい大学を卒業して安定した仕事について結婚して...
みたいな現実に自分を合わせていくだけなのも寂しい気がする。
自分の立ち位置を問われているような気分になった。
文庫版だと若林さんの解説がついているようなので
そちらを読めばよかったな。
普段の自分では選ばないような作家・内容だったので新鮮だった。 -
高校生の時、1人で悶々と考えていたことが的確にすべて文章で表されていて驚き。なんの意味もないこと。
高校生の自分は大人になったらこういう感情は歳をとるにつれて忘れていくものなのだろうと考えていて(実際に高校卒業後からは日々に追われて考えなくなっていたし)作者39歳の時の作品って、39歳になってもこの悶々とした感情を忘れてないということなのか、私が考えてたのは思春期のようなマイナスの考えどまりだけど作者はそれをプラスにまで考えて書いているのがすごいと思った。
言葉では表現できない!
こういう時、頭の良さと表現力、感受性がもっとあればなと思う。 -
2013年1月
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思春期の少年たちにみられるうやうやとした心情。
誰もが抱く妄想や心の葛藤を描いている。 -
オードリー若林正恭さんお勧めってことで読んでみた
若い、、、、私には感覚が若すぎました
作者は若い人かと思ったら1959年生まれ
39歳の時の作品のようだ
10代の頃
他人のように「自分」を見て
「生きている」って何だ?と思ったり
死ではなく「いなくなったらどうなる?」と思ったり
そんな頃の感覚かな -
若林がすすめていたので気になって読んだけど。どうも苦手なジャンルでした。最後まで読めず。
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読んでてイライラする。トモロウがカズキに持った、舌打ちするような感情。私はトモロウに対して舌打ちしたくなる。
カズキはガキだ、トモロウだってカギだ。それにムカついてしまう私もガキ。
不快感しかないけど、でもそれは自分自身に対しての不快感だとわかって苦しくなった。 -
この小説の感覚っていうのは、共感できない人には絶対にできないんじゃないかと思う。
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若林さんのお勧めということで読みたかった本。やっと読みました。
作者が何歳の時の作品なんだろう…言葉にしにくい感情を文字にしてるのが凄いな…って思いました。
スケボーに例えることが多くて用語もスケボーも分からないわたしには頭の中に想像がつかない。
けれど、それを細かく説明したり描写をしたりしない感じがまた
自分の内にばかり目が向いてる時の感覚、他社と折り合わない感覚を思い起こさせる気がしました。
若い時に出会ってたら何度も読んだかも。
今度は文庫本の若林さんの解説を読みたいです。【図書館】 -
自分がワカモノだった頃って、こういう感じだったのかもしれない、
とか分かるような分からないような、重大の不器用な繊細さが
広がるお話。
コレ、どうやら朝日新聞の夕刊に連載されていたみたい。
毎日ほんのちょっとづつの連載だったら、読むのギブアップしてたと思う。 -
オードリー若林と好みがあわないことがわかった
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『アメトーーク』でオードリーの若林さんが紹介していたので図書館で借りた本。
舞台が江の島周辺ということで親近感は湧いたけども、
お話のほうがなんだか消化不良という感じで残念だった。
人の好みというのはいろいろあるのだなぁとしみじみ。 -
私的にはイマイチ。最初の数ページであんまり読む気がしなくなって断念。
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某トーク番組で某芸人さんが紹介していたので読んでみた。
今の若者はこんな感じなのか?
私はこの本、中〜高校生には読ませたくないなぁ。 -
アメ〇ークの読書好き芸人?の回で、オードリー若林さんが絶賛していた本。
放送を見て、図書館で借りよう♪と思ったら、めっちゃ予約が入ってて笑えました。私もその一人なんだけど笑
メディアってすごーーー。
私はスケボー経験がないので表題作は良いとしても、トモロウさん視点の収録作はイメージしにくかったです。。
藤沢周さんの芥川賞受賞作、題名がタンゴっぽくカッコよくて気になっていたので、読んでみようかな。 -
オードリー若林が絶賛していたので買ってみたが、スケボー用語、つたない口語の連発に全くページを繰る手が進まなかった。
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高校生のときに出会わなくてよかった。
「意味なんてない」って台詞が何度も出てくる。
今ならどうにか折り合いがつけられることも、前は何度も真剣に深く考えてこんがらがってたなぁと思う。
意味なんてないのに。
そんなときこの本を読んでたら余計混沌としてしまったかも。 -
思春期の生臭さと衝動が描かれている。こっこの小説を読んだ時も、女の子の思春期の生臭さみたいなものを感じたが、男の子の思春期は、生臭さに暴力への衝動が加わった感じ。行き場をなくした衝動は時に暴走する。主人公はスケボーというはけ口を持っているから生きられるのかもしれない。