陰陽師 生成り姫

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 308
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022574985

作品紹介・あらすじ

十二年前の月の夜、源博雅に芍薬の枝を差しだし去って行った謎の姫…安倍晴明は人の心にすまう鬼をいかにおさめるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師、初長編?

    昔の文献を読み解きながら、清明や博雅の人となりを紹介しながらの始まり。
    歴史とか国語で出てきた文献の名前が出てきて、そういうことも書かれているのかと。

  • 陰陽師シリーズ初見。貴船神社の丑の刻参りの話。

  • 2016.4.2市立図書館
    序ノ巻 安倍晴明
    巻ノ一 源博雅
    巻ノ二 相撲節会
    巻ノ三 鬼の笛
    巻ノ四 丑の刻参り
    巻ノ五 鉄輪(付喪神ノ巻)
    巻ノ六 生成り姫
    文藝春秋からでている一連の短編シリーズのエピソードをあらためて長編新聞小説向けにまとめ直しつつ新しい話もおりこまれている、という感じかな? この物語では特に博雅の博愛的芸術的人生観がこれでもかと開陳され、彼の人のよさと感動にすなおな心、生成りの姫の正気をとりもどさせるほどの誠実さと真心にうたれる。

  • 以前に短編として書かれた陰陽師の『鉄輪』をベースに朝日新聞夕刊に連載された長編歴史小説。

    これまでの話を全部読んでいる人には同じ話の繰り返しのようにも感じるけれど、初めて陰陽師シリーズを読もうとしている人にはおススメできる1冊だと思う。
    安倍晴明や源博雅の解説章で短編ネタの紹介もあるし…。

    ただ、相撲の章はいらなかったんじゃないかな。
    その分、理性が心の鬼を抑えきれずに「生成り」になってしまった徳子姫の哀しみや、彼女を愛するあまり追い詰めて妻にまでしたのに他の女性へと心が移ってしまった元旦那さんの心のどうしようもなさと描いて欲しかったです。

    なので、すっごくよくできている話だけど、★4つにしておくね。

  • 【図書館本】シリーズ4作目。今までの短編のダイジェスト版。見覚えのある内容に最初は混乱したけど、そういう趣向だったのか……。
    短編『鉄輪』を読んだ時もとても切ない話だし、博雅はいい漢だなぁと感心したが、今回はそれに拍車がかかった。とても悲しく切ない話だったし、ますます博雅の純粋でまっすぐなところに惹かれた。

  • 岡野玲子さんの『陰陽師』は以前、全巻持っていたのだけれど、原作の小説を読んだのは初めて。前半は説明が多く、文章も簡素で漫画の方がいいと思ったけれど、後半はいろいろな伏線が絡んで、安倍晴明と源博雅の個性が生きてすごくよかった。

    特にこの巻は源博雅の物事・人物に対する感じ方がよく表現されていたし、音楽の場面の描写が綺麗だった。

    機会があれば別の巻も読んでみたい。

  • 最後はホロリと涙してしてしまいました。

    年月というのは残酷な面があるな…とつくづく思ってしまったよ。
    切なくて悲しくて、胸にせまるものがある。
    それでも愛しい。

    そんな風に思える博雅に晴明はじめ、色んな人が救われるような気持ちになるんだろうな。。。

    徳子姫…幸せではなかったかもしれないけれど、一抹の救いはあったと…そう信じたいね。

  • 昔見た生成りの能面が、泣きそうな顔をしていたのを思い出した。
    人の心を知りたいという博雅に、水のかたちが知りたいのかと清明が応えるくだりがある。なるほどな、と得心するとともに、掴めぬものに足掻く人の姿が、滑稽に思えてきてしまった。清明と博雅の会話はとても洒落ていて、愛おしい。映画とはまた違った味わいがあってよかった。

  • 博雅のはつ恋だったのかもね。徳子姫は最後は幸せになれたのかなあ。

  • 村上豊氏の挿絵が楽しみで、新聞で連載中に毎日読んでいました。陰陽師シリーズは短編の方が好きです。 再読

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