スメルジャコフ対織田信長家臣団

著者 :
制作 : 安西 水丸 
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 246
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022575494

感想・レビュー・書評

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  • この本よんだら、観たい映画、読みたい本がてんこ盛りだぁ。
    村上春樹が絶賛する本、映画は無条件で読みたくなる。観たくなる。
    この頃は(15年前)、もちろん水丸氏も健在で事務所も青山の近くにあって水丸春樹通りと勝手に名付けた通りがあったらしい。確かにシンデレラストリートよりいい!
    カラ兄の話しで盛り上がっているし、いつかちゃんと読破いたい。

  • HPの朝日堂シリーズ第2弾。
    CDの中身の量がハンパない……全部読むの大変でした。
    真面目な内容も、バカみたいな内容も(これがまたいいんだ)いっぱいあります。
    水丸さんコーナーもあります。あと丁稚さん(略

  • 【No.75】「なんでもそうだけど、”これはいけない、許せない””これには絶対反対だ”という硬直したネガティブ方向でものを考えていくより、”じゃあこうしたらいいんじゃないか”とか”こういう流れを作って、今ある状況を超えていこう”というようなポジティブ方向の発想をすることがわりに大事じゃないかと常々考えている」「書きたいという気持ちがあって、実際に書ける能力があるときにきちんと書いておかないと、あとで悔いが残る。人生に悔いは残したくない」「小説を書くためには人生経験も語彙もそんなに必要ない。でも本だけは浴びるほど読まないとだめ。スポーツ選手の走り込みと一緒」

  • 生の村上春樹を知ることができる貴重なもの。意外と普通の人なんだなと感じた。
    何をやるにも真剣に手順を組み立て、エンジョイするのが、人生を楽しむコツのようだ。
    この点は、ぜひ、真似しよう。

  • 「スプートニクの恋人」を出版して…
    僕が僕が小説を書くときにいつも念頭に置いているのは「読者が(一度読むだけではなく)何度か読み返すことができて、読み返すたびに少しずつ受ける印象の違うようなものを書きたい」
    まさに!村上氏の小説はそういうことなのです!

    もうひとつ、村上氏の話の中で「え、そうなんだ~」と思ったのが、大学時代は同じ学校内(早稲田)に友だちがほとんどいなかったこと。学内で親しくしていたのはたった二人。今の奥様と、もうひとりも女性。後の友達はみんな学校外の人だったらしい。
    学校に友達がいないうちの息子にも教えてあげなくちゃ。

    この本を読んで「カラマーゾフの兄弟」を読んでみたくなった。

  • 一度には覚えられない、舌を噛みそうなタイトルですね。
    以前より、「村上朝日堂」サイトでは『カラマーゾフの兄弟』ネタが多く採り上げられており、村上氏も読者も楽しそうに話題を盛り上げていたので、それについていきたくなって、先日『カラ兄』を読了しました。
    村上朝日堂では、読破した人を「バー・スメルジャコフ」の会員として取り扱ってくれるそうで、私もいよいよバー入店資格をもらえたわけです。

    前から村上春樹氏が『カラマーゾフの兄弟』の作品を、そしてとりわけスメルジャコフというエキゾチックな響きの名前がお気に入りだということを知っており、(原作を読んだら、この本を読もう)と決めていた一冊でした。
    タイトルからして、明らかに『カラ兄』の話題が多そうだったので。

    でも実際には、タイトルと収録内容はそれほど関係ありませんでした。
    そして私は、原作を読んでいる間に、スメルジャコフが臭いにおい、異臭という意味だと知ってしまったため、あまりにもこの名前が頻出すると少しテンションが下がるようになってしまいました。

    織田信長家臣団という言葉も、また突飛な印象を受けますが、読者の投稿から出てきた話で、あまりこの二つを対峙させる意味はありません。
    つまりは、ほかの書籍化した「村上朝日堂」サイトと同じような、のんびりしたものでした。
    今までもうすうす(はじけたタイトル付けをする人だ)とは思っていましたが、ここまではっちゃけた、意味のないタイトルが出てくるなんて、さすがです。

    『夢のサーフシティー』とほとんど変わりない内容ですが、彼ののんびりしたエッセイの中からも、ちょこちょことミニ情報が得られるため、やはり多方面において博識の方だと思います。
    例えば「dunkin' a donut」とは、ドーナツをコーヒーにつけて食べることで、アメリカ人はたいていそうやって食べるそうな。
    もちろんそれがダンキンドーナツの店名の由来だとか。
    ダンキンしてドーナツを食べる日本人はほとんどいないので、これはお国柄のちがいですね。
    名前が撤退の理由だとは思えませんが、アメリカ流すぎて日本人には沿わないところもあったのでしょう。
    (これはこの本には関係ない話でした)

    ほかには、ムンクの絵がノルウェーに数多く残っているわけが語られていました。
    ヒトラーが嫌って、作品をすべてノルウェーに送り返したから、焼かれずに済んだのだそうです。
    嫌われて、いいこともあるものです。
    村上氏の顔がムンクの絵に似ているなんて指摘も受けていました。

    『アンダーグラウンド』で一緒に仕事をしたという高橋秀実氏の『素晴らしきラジオ体操』が出版されたと、紹介されていました。
    村上氏の書くおすすめ文章の効果かもしれませんが、なかなかおもしろそうな内容なので、今度読んでみようと思います。

    『夢のサーフシティー』に続いて、村上氏と読者とのゆるくおかしいQ&A本を読んだので、そろそろ彼の小説を読んで、不安感を揺さぶられたくなってきました。
    付属のCD‐ROMには、HPから転記された膨大な数の読者からのQ&Aが、収録されています。
    まだ開けていませんが、村上氏とイラストの水丸氏との対談も収録されているとのことで、彼の肉声を聞く機会はなかなかないため、ぜひとも聞いておこうと思っています。

  • なんだか、すごい題名ですが、戦国時代を舞台に、秘かに来日した南蛮人と織田信長の家臣の戦いを描く歴史大スペクタル。

    ってのは真っ赤なウソで、村上春樹がやっていたホームページでの文章や読者とのやりとり(Q&A)などをまとめたもの。

    好きな映画、音楽、日常のあれこれを書いていて、春樹さんはこんな日常を送っているんだ、ふむふむと読んでしまいます。

    本当に軽い読み物なんですけど、読み終わると、なぜかドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟(上巻)改版を読まなければいけないんじゃないか、という脅迫観念に駆られるのです。

    この本は村上春樹さんが「こんな本を書きたい」という作品で、スメルジャコフはその登場人物。車好きなら、2シーターのオープンカーに乗りたくなるかも知れませんね。

  • アルコール片手に、ゆったりと読むのが正しい読み方です。(と思います)
    クスリと笑える、村上氏特有のエッセイ集。
    かと思えば、色々示唆に富んでいる。

    いいですね~。
    アルコールなかったという勝手な理由で★4つ。

  • 2009.08.09. おもしろい。小説家じゃない普段着の村上さんはおもしろい。だけど、一般的に見たら、ものすごく変わった人なのかもしれない。ユーモアと機知にとんでおります。バー・スメルジャコフに、来年あたり入りたいです。

  • 村上春樹のwebでの活躍ですか。楽しかったです。村上春樹の肉声が聴けたのは、すごい!!あぁ、嬉しい。やっぱり、一番ですね、私の中の目指す小説家!!No.1は譲れないですね。人間味溢れ、どこか毒をはらみ、なお、憎めない。こんな人間に憧れます。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を国分寺に開店していた。
1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴があるが、芥川賞は候補に留まっただけで受賞しておらず、賞に対する批判材料となっている。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年の発表時期は日本国内でニュースになっている。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。
翻訳家としての仕事も高い評価を受け、フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけてきた。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、いまなお作家として成長を続けている。
代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。

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