死者と生者のラスト・サパー

著者 :
  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022575586

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  • 死ぬる日は、生まるる日にまさり、
    悲しみの家に入るのは、宴会の家に入るのにまさる

    学問することは、深く思索することであるが、それ以上に、いかに生きるかという問題である

    自分の運命を切り開くには、過去の悪循環を断ち切るしかない

    過去に囚われるということは、現在を踏みにじるということ。辛い過去の体験は、ふれたくない。けれども大切なことは自分自身の過去にたいして真っ向から向き合う事

    死者たちは死後もなお語り続ける

    死者はよみがえり、光のさざ波のように、生き続ける。光の無限の充溢と言い換えてもよい。同時に真空でもあるような完全な充満

    死者たちが、そうしたフシギ空間に生きていて、そこからさざなみのように記憶の信号を送ってくるのだとしたら、、、。

    何も存在しないのに、これほどに明るく、そして透明であるような悲しみの世界を、私はこれまで見たことがなかった。

  • 第1章と,第2章のアメリカ留学中の黒人牧師との交流のあたりまでが,秀逸
    こんなにも美しい言葉と表現で,自分の半生を語れるのものかと。
    母親の死に関するくだりや,と父親との死の間際のやり取りなど,胸にぐっとくる

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著者プロフィール

1932年生まれ。宗教人類学者。東北大学文学部宗教学科大学院博士課程中退。宮城学院女子大学名誉教授。『砂漠の修道院』で日本エッセイストクラブ賞受賞。『聖書の起源』(筑摩書房)、『聖書物語』(岩波書店)等、著書多数。

「2023年 『図説 聖書物語 新約篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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