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- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022576620
作品紹介・あらすじ
「青柳」主人がたっぷり明かす料理の理。定番料理にしたい50品。
感想・レビュー・書評
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新聞に連載されたものをまとめた本のようだ。見開き右側が料理の写真。そして左側が説明という構成になっている。
料理をしない人間の言うことなので割り引いて欲しいけれど、本書は「作り方」というよりも「味わい方」「感じ方」の本なのかと思う。ハウツー面での記載はさほど多くなく、その背景にある考え方などに多くを割いているように思う。
もちろん実際のところは「レシピ本」という面でも十分に役立つのかもしれない。その辺りは料理をしない人間にはわからない。
ただ、作ることはないけれど、味わうことが好きという人にも非常に面白い本だと思うのだ。
「そんな料理があるのか」と感心し(たとえば「葛焼き」、「鰹の焼き物」など)、あるいはさまざまな料理の「意味」を知ることが非常に楽しい。プロフェッショナルな料理人ならではのこだわりやコツについても、こちらに「実践」するつもりは全くないながら、読んでいて非常に楽しい。
「日本料理」に興味はあるけれど詳しいわけじゃないという人にとって(自分を想定している)、隅から隅まで楽しめる本だった。
(本書掲載の料理ですごく食べたくなったもの:葛焼き、鰹の焼き物、肉じゃが(ぼくの知っている肉じゃがとは別物の肉じゃがが載っている)、揚げだし豆腐、米ナスのしぎ焼き、豆ご飯。もちろん他にもあるけれど)。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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