平成三十年〈上〉 何もしなかった日本

著者 : 堺屋太一
  • 朝日新聞社 (2002年6月14日発売)
3.29
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022577535

作品紹介

日本はまだ変わっていなかった…衰亡か変革か未来への警告と提言の書、ここに登場。ここには10のビジネスモデルが登場する。インフレと不況、高齢化と高失業、貿易収支大幅赤字…。緻密な予測で描く近未来小説、朝日新聞朝刊連載を大幅加筆して単行本化実現。

平成三十年〈上〉 何もしなかった日本の感想・レビュー・書評

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  • 今から16年後の日本。その間、日本政府は何も有効な手を打つことが出来ず、暗い時代に。経済大国が斜陽期に入った日本の近未来を画いた堺屋太一の筆は非常に雄弁で、現実味があります。消費税20%、年金の切り下げ、円安で1ドル240円、酸性雨により荒れた山林、若い人が全く去った荒廃した田園、東南アジアからの労働力の進出、海外旅行者の激減などは、このままでは間違いなくそうなりそうです。主人公の経済産業省の役人は団塊の世代の息子(ジュニア団塊)。そして、元銀行員の父親の年金生活者が私たちの姿ということであり、ついつい自らを重ねてしまいます。しかし、登場人物が木下をはじめ、織田、明智、前田、今川、三好、武田、徳川などの苗字としているのは、それぞれに歴史上の人物と重ねて見るべきなのか?と余分な想像をしてしまい、これは賛成できませんでしたが。

  • もう十年も前の図書であり、読んだのも三年前のことだが、今の政治状況を鑑みると、本書の状態が目に浮かぶようである。平成三十年まであと五年あまりである。どうする。

  • 2017年の日本が舞台。書かれたのは1998年。小説の中では2007年から資源危機が始まりインフレで物価が急騰することになっている。人口統計などのデータに基づいてなされている社会状況・経済状況の予測は興味深い。しかし小説としてのストーリーはつまらない。
    官僚の駆け引きの会話部分を読み飛ばすと、厚さの割にはすぐ読める。

  • 物語は平成29年から始まり、主人公は団塊ジュニアの40歳。ここを中心に父親の世代、子の世代の各生活環境を想定、シミュレーションしています。日本の10年から20年先のは、どんなふうになっているのだろうか、と興味をもっていたり、不安をもっている人には、人口構成や社会構造が具体的に把握できると思います。

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