平成三十年〈下〉 天下分け目の「改革合戦」

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  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022577542

感想・レビュー・書評

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  • 平成30年になっても政治は変わらない、いやむしろ変わらないからこそ、このような状況になってしまった?自民党の派閥を巡る駆け引きは全く同じです。しかし、経済は「新日鉄」の倒産。「トヨタ自動車」の中国企業による公開買付など、日本を代表した企業の凋落ぶりが経済大国の斜陽の姿として描かれます。そして織田が改革に乗り出していく。今で言うと小沢を思わせるような場面があり、堺屋太一がそのような立場のはずはないのだが?と思ってしまいます。小説としてはあまり膨らみがないといわざるを得ない内容ですが、未来を想像しながら楽しく(恐ろしく?)読みました。いずれにせよキーワードは少子化社会ということで、経済成長がマイナス、中国に追い上げられているというのは間違いない未来だと思います。女性が40歳で独身でも当たり前になるというのも怖いことです。

  • 後半は、官僚の会話・根回しの解説に加えて政治の話。「パソエン」なる未来版カラオケの登場頻度が多い。

  • まだ来ぬ平成30年を想定して描いたフィクション。近未来はどうなっているのだろうか、と結末まで急ぎ読んでいったら、なんとこんな結末がまっていた…。

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著者プロフィール

1935年,大阪生まれ。東京大学経済学部卒業後,通産省に勤務。日本万国博,沖縄海洋博などを手がける。1978年退官,執筆評論活動に入る。著書に『油断!』『団塊の世代』『知価革命』『組織の盛衰』『平成三十年』『東大講義録』などのほか,『峠の群像』『豊臣秀長』『俯き加減の男の肖像』『秀吉』などの歴史小説がある。経済企画庁長官,内閣特別顧問などを歴任,現在東京大学先端科学技術研究センター客員教授,早稲田大学大学院客員教授。

「2018年 『東大講義録――文明を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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