椿山課長の七日間

著者 :
  • 朝日新聞社
3.68
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本棚登録 : 450
レビュー : 103
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022577863

作品紹介・あらすじ

やり残したことが多すぎる。このまま"成仏"するわけにはいかない。突然死した冴えない中年課長は、美女の肉体を借りて七日間だけ"現世"に舞い戻った。朝日新聞夕刊連載の単行本化。

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館】3人の死者が思い残したことをやり遂げる為に期間限定で別人になり現生に行くことに。ただし、期限までに冥土に戻ること、正体を明かさないこと、復讐をしないこと。この3つのいずれか破ると地獄行きに。果たして3人は思い残すことなく戻ることができるのか…?この作品では椿山さんのお父さんが好きです。ここまでできる人はそうそういない。

  • ある日突然死したデパートマン・椿山課長が、やり残したことを片付けるために現世に送られて過ごす七日間。そのまま極楽浄土に行けば知らずに済んだことだらけだが、現世で知った父親の愛情、結婚までに連れ添った人の想い、わが子の父親への尊敬のまなざしなどを、短い滞在期間に知る。
    登場人物のストーリーが交錯しながら大団円とつながるストーリーはお見事。
    軽いタッチで描きつつ涙なしで読めないところが、浅田作品のにくいところだ。

  • 子どもの言葉にウルッときた。
    愛ってもしかしたらみんな持ってるのかもな。

  • 仕事中にぽっくり亡くなったデパートマンの椿山さんが、極楽往生する前に、別人の姿で現世に7日間戻る。思い残したことを確認するために。
    あの世とこの世を行き来する登場人物の苦悩が、家族に起因することだったり、任侠が出てくるところだったり、随所にコメディーがあるところが、いかにも浅田次郎らしい。悲劇でも喜劇でもあり、最後は泣けるけれどほっこり気持ちが温かくなって終わるところも、著者ならではという感じがした。「人生はお前の考えているほど長くはない。泣いたり憎んだり悩んだりする間に、一歩でも前に進め。」椿山さんの言葉が心に残った。仁義を切ったおじいちゃん、武田、かっこよかった。

  • 古本屋さんで格安コーナーの棚にのっていたのをたまたま手にとった本。
    全然期待していなかったのに
    今まで読んできた本の中でかなりの上位にランクインするのではと言うくらいに
    面白さ、感動が群を抜いていたように思う。
    ユーモアたっぷりに、だけど人間の機敏を丁寧に描いていたし
    ずいぶんと涙がこぼれたなぁ。

    色んな人にお勧めしたい作品です。

  • 人の配置が絶妙。
    また、人としての生き方を再考されられます。

  • ブックオフでまとめ買い送料無料のために購入。とことん浅田節。感動とかじゃないな。

  • 激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの中年課長が、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。
    ただしみずからの正体を明かすことは許されず、39歳の独身美女の姿を借りているため、行く先々で珍騒動が巻き起こる。
    家族に、仕事に、やり残したことをやり遂げ、主人公は無事成仏できるのか。
    行動をともにするやくざの組長と小学生のストーリーをからめつつ描かれる、ハートウォーミングな「死者の自分探し」の物語である。
    (アマゾンより引用)

    これは面白い!!
    泣けるし(PД`q。)
    最後が切なかったなぁ(´・ω・`)
    でも課長のお父さん、素敵です(PД`q。)

  • 実父の優しさと強さに泣けるは話

  • 「この世」に未練を残したまま死んだ人たちが現世に戻りやり残したことをやる話。
    椿山課長は、忙しい時期に残した仕事や、結婚前に何度も関係を持ったが、友達であると疑わなかった女性が実は深く傷ついている事実を確認しに現世に戻る。
    また、里親に育てられ、実の両親にありがとうと伝えたい子ども。人違いで殺されてしまったヤクザも現世に戻るのだが、現世ではしてはいけない掟があって・・・。
    生きていたころとは違う姿になって自分のやり残したことをしにいくという内容は楽しめたが、正直もう少し泣ける話だと思っていたので、残念。

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プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。

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