梅原猛の授業 道徳

著者 : 梅原猛
  • 朝日新聞社 (2003年1月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578112

梅原猛の授業 道徳の感想・レビュー・書評

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  • 「仏教」に続く第2弾。洛南高校附属中学での授業をもとにまとめられた本だ。前半では道徳教育が日本でどのように行われてきたか、また宗教との関係が語られている。後半は実践編で、3つの戒律(してはいけないこと)、とよりよく生きるための方法が語られている。第1の戒律-人を殺してはいけない。20世紀は大量殺人の時代だった。戦争。直接相手に触れなくても爆弾などでたくさんの人を殺すことができる。殺すという最悪の行為を自覚できなくなってしまった。相手の痛みに気づけなくなってしまった。仏教では生きとし生けるものすべての命を大切にするように説く。しかし、人間は他の生き物(肉にしろ、野菜にしろ)を殺さずに生きていくことはできない。だからこそ、たくさんの命の上に自分が成り立っているのだからこそ、感謝の気持ちを持ち続けたい。そして自分の命を大切にしたい。第2の戒律-嘘をついてはいけない。大人の世界が嘘でぬり固められている。日々、新聞紙上をにぎわしている。1つ嘘をつくと、次から次へと嘘をつき続けなければならなくなる。言いたくないことがあれば言わなければいい。嘘はつかない方がいい。第3の戒律-盗みをしてはいけない。忘れ物をすっと自分のかばんの中に入れるのも盗みです。良心がとがめませんか。ちょっといやな気持ちがしませんか。逆の立場になったときのことを考えたらどうでしょう。嘘にしろ盗みにしろ、そういうことをしてしまうと、どうしてもこそこそ生きることになってしまいます。いつかばれるのではないかと不安でしようがない。(そんな不安感も持てなくなってしまったら最悪です。そんな大人がいっぱいいる。そしていつかひどいしっぺ返しを食らう。)出きれば毎日胸をはってどうどうと、良いことをして過ごしたいものです。良いことそれは、他人を手助けする、ゴミを拾う、できることはいっぱいありますよ。人生をよりよく生きるためには、努力と創造、愛と信、感謝と哀れみ、そういうことが必要と語られています。特に家族の愛は子どもたちにとって本当に大切なことと思います。子どもたちには愛情を受けて社会に旅立っていってほしいものです。

  • 日本に欠けているもの、欠けた要因などを宗教、皇室などと絡めて話されている。自分自身の頭の整理に役立った。

  • 06006

  • 言ってることは分かるんだけど、どうもまどろっこしかった。

  • 仏教の時間ほどのインパクトはありませんが、日本人の心持ちを学べます。

  • -

    著者が京都洛南中学で行った道徳についての講義内容をまとめた本。
    戦後、日本の学校で道徳の授業がなくなってしまったことに対する憂いから始まり、儒学、仏教、神道、キリスト教に含まれる共通の道徳観について語っている。宗教間の違いも明確に指摘していてわかりやすい。

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