第5の男

著者 :
  • 朝日新聞社
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578402

作品紹介・あらすじ

運と実力とチャンスを信じてここまで来ることができた!「肩に力を入れずに、楽なほうへ、楽なほうへと流されて生きる。それはそれで居心地がいい生き方なんじゃないだろうか」ご存じ、ザ・ドリフターズの雷様が伝授する、お気楽かつ幸せな「高木ブー的生き方」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 肩ひじ張って生きていくのもいいけれど
    こうやって流れに身を任せる生き方もいいものだよ。どうにかなるし
    運と実力とチャンスを見極めれば大丈夫だと
    背中を押してもらえたようなそんな本でした。

    自分のポジションをよく理解して
    だけど葛藤もあったのではと思う。その経験が様々なところにいかされているのかと。
    みんな才能に溢れた人じゃないし
    普通でいいんだよと
    妙に納得。

  • 会議の緊張した空気を一瞬で緩和させる居眠り、言ってもしょうがないと思わせる風貌。
    損もあるけど、得なキャラです。高木ブー。

    人気絶頂のモー娘。との共演話や、「何もやれない」んじゃなく「何もやらな」かったんだという自論で始まった出だし。
    “けっ、何いってやがんだい。デリカシーに欠けた、かつての栄光にすがった自慢話かよ~、とほほっ“て感じでした。
    “どうでもいいことぐだぐだ書いてんじゃないよ“といかりや長介の叱り声も聞こえてきそうです。

    しか~し。
    読むほどに「あ、俺もそうかも」と共感が増えてきて、最後は何故かやる気になりました。

    サブタイトルは「どこにでもいる僕」です。
    「苦労して頑張ってきた人は偉い。でも僕には出来ない。頑張りたくない。出来もしないことを無理にやろうと努力したこともない。」
    「特別な才能を持つスターの陰には多くの普通の人がいる。だからスターは輝ける。
    僕の役割はそこにあった。」
    「人との繋がりだけは大事にしてきた。一期一会。僕の自慢だ。」

    気張って苦労する人が偉いのは間違いないけど、それが出来ない人だって間違いじゃない。それぞれ役割があるんだよと言われているようです。

    実際そうして、いつでもなんとかなるだろうとのらりくらりと人生過ごしてきた高木ブー。
    幸せとは人が決めるものではなく、何をもって幸せだと自分が決めるものです。
    いつでも“これが幸せでなくて何が幸せだろう”と思える人は幸せな人生を歩めると思います。高木ブーは、幸せな人生の歩み方を知っている人なのです。

    「人生で大事な事は運と実力とチャンス」ってのはブーさんの実感でしょうな。

    それにしても、いかりや長介自伝「だめだこりゃ」を読むと、同じエピソードが随所に出てきます。片や苦労しながら頑張ってる長さんと、片や他人事みたいに傍観者風に語るブーさんの対比が、全員集合のコントそのもののようでとても面白いです。

    そんなブーさんですが、奥様との思い出と奥様への想いにじ~んと来ました。
    でも“第3の女“って言葉は、娘さんから叱られたと思います。

    ところで、95年頃に中野武蔵野ホール近くの居酒屋で始まった、若いファンとのプライベートな飲み会はまだ続いているのだろうか。もし機会があればなんとか潜り込んでみたいものだ。
    ドリフっ子で且つルナ・ハワイアンの後輩ですって自己紹介したら温かく迎えてくれるだろうか。

    (内容)
    高木ブー氏がなんと70歳!を迎え静かに語る「半生」と「反省」。
    「何もしなかった」からここまで来ることができた。バンドマン、ドリフタ-ズ、愛妻の死、そしてウクレレブーム。「人生で大事な事は運と実力とチャンス」と信じて歩いてきた著者の待望の初エッセイです。初版2003年5月30日。

  • 高木ブー氏は最高です!

  • 高木ブーを、おれはブー師匠と呼んでいる。存在感だけで笑いをとる天才性、流されているようで実は葛藤の少ない自由な精神衛生上いい生き方、なかなか真似したくてもできない。だからこそ師匠なのだ。

    そんなブー師匠の自伝をやっと読むことができた。

    何もやってこなかったわけではなく、何もやらなかった。ドリフの中で、スッポトライトを浴びる志村けんや加藤茶を支える役割、どこにでもいる普通の男の役割をずっと果たしてきた。師匠はそこに自分の存在意義を見出している。船頭多くして…とは諺にもあるとおりである。ブー師匠のような存在はグループには必要なのだ。

    一方で、ブー師匠は実は近年ドリフの中で一番脚光を浴びているんじゃないかという気がする。雷様は定番コントだったし、ウクレレを弾いてCDを何枚も出したのもこの人だけだ。モー娘。とのユニットも記憶に新しいし、何よりビートルズのカバーアルバム「Let It Boo」を出した。

    ブー師匠は決して努力しなかった人ではない。流されるのと努力しないのは違う。ウクレレやギターを弾きこなしたり、あまり馴染みのなかったコメディアンの世界に挑戦するときには努力している。ブー師匠は、ただ無理にもがかないだけなのだ。自分の実力というものをちゃんと知っている。そして、今がチャンスということもちゃんと知っている。

    おれは、少し人生でもがきすぎていた部分があると思う。
    これからはブー師匠を見習い、流れを見極めて生きていきたい。
    もちろん、無理のない範囲での努力も怠らない。

全4件中 1 - 4件を表示

高木ブーの作品

ツイートする