「クビ!」論。

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  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578495

感想・レビュー・書評

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  • 外資企業で人事を担当していた著者によると、外資での人切は雇用とセットであり人材のリフレッシュメントである、と。
    リーマンショック時に、オフィスから荷物をもって出ていく社員の映像がニュースで流れていて、衝撃を受けたものだが、外資企業では皆いつかは人切りに合うかもという意識で働いているのと、クビを切られてもそれが転職時にマイナスにならない、といった働く際の考え方が、そもそも日本企業とは全く違うことを、改めて認識した。
    ただ、やはりクビ切はされたくないから、業績を上げようと猛烈に努力することで全体のパフォーマンスが上がるのだろう。その一方、上司にゴマをする社員がいたり(英語だとapple polisherというらしい)するのは日本同様みたい。

    2時間程度でさらっと読めます。

  • リストラとは解雇ではない。労働市場における配置転換。解雇と同時に採用もする。

  • 2014年5月27日読了。多くの外資系金融機関にて人事部長を歴任し、1000人を超えるクビを切ってきた「クビキラー」を自称(?)する著者による本。「解雇に関する法律はこうなっていて、こうすれば訴訟を無効にできる」「こうフォローすれば円満にやめさせることができる」といった技術論もあるにはあるが、それだけの本ではなかった。離職→再就職のサイクルがスムーズで会社が活かせない人材が職場にしがみつくことのない外資系企業の効率性と退職に当たっても自分に有利な条件を引き出す闘争を忘れない欧米社員のタフさ。終身雇用・年功序列などをうたっておきながら約束をあっさりと反故にする日本企業の欺瞞、ターゲットを絞るのではなく広く網を張るため優秀な社員からやめていく日本企業の非合理的なリストラ制度の欠陥。日本企業・日本社会が復活する鍵は「人材の有効活用」にあるわけだが、それを実践する一つの手段が「クビ切り」にあるということか。ショッキングなタイトルな本ではあるが、なかなか考えさせられるところが多かった。

  • 基本的にクビにすることはできない。
    なので自主退社にもっていく。
    人は期待されなくなれれば自然と辞めて行くものだと改めて感じた。

  • 外資系企業の人事部長をされた筆者によるクビのお話。
    クビになる人の特徴や、日本企業に対する意見内容が印象に残りました。

  • 希望退職制度が痩せ細りになりというのは納得できる。回復しなければならない状況で、社員のやる気を削ぐことばかりやる企業が多いのが不思議だ。垣根涼介のリストラシリーズを思い出しながら読んだ。

  • 外資系の会社で1000人のクビを切った人が書いた、リストラ論。
    書いてあることは、会社という組織を守り、活性化させるためには良いことだと思う。
    ただ、そんな会社のための人生が面白いのかと感じる。
    参考にはなったが、良い本とは思わない。

  • 外資系会社の現実がわかる

  • 外資系金融機関の人事部長としてクビを切り続け、しまいには自分がクビになってしまったという人の一冊。噂には聞いていたけど、本当にこうやってクビ切りをするんだなぁ。外資系企業のイメージがまだあまり浸透していなかったこの本を書かれていた時期(2003年)だったらやたら過激に映るかもしれないけど、今やどこも似たようなものだし、辞めさせ方で言えば日本企業のほうがえげつないかもしれない。そういう意味ではこの人が後半に書いている提言は的を得ている部分もあるが、若干全体的に美化されすぎている感じは否めないですね(苦笑)。
    まともな神経だったら絶対にこんなことをずっと続けてられないと思うし…ってことはある意味、なにか超越したものを持っているんだろうなぁ。

  • 数年前に読んだのを再読。
    外資系の雇用環境を垣間見るにはもってこいの本だと思う。

    よく、外資系は契約形態(終身雇用ではないなど)が違うので給料は高いようにみえて、トータルでは変わらない。なんて話を聞きます。
    でも明らかに多いのではなかろうか。なぜなんだろう。
    本文にも出てくるように、あれだけコスト意識の高い会社がなぜ高額な報酬を出すのだろう。疑問だ。

    考えられるのは、やっている仕事がコンサルタントなどの知的な仕事だからか?日系のコンサル会社と比べればあまり変わらないんだろうか。
    でもP&Gなんかも高いしな。いまいちよくわからない。

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