イラク戦争従軍記

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578525

感想・レビュー・書評

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  • 今となっては「大量破壊兵器」も発見されない「大義なき戦争」であり、現在まで続く「中東の不安定化」の原因となった「イラク戦争」ではあるが、日本人記者による「戦争の現実」を知りたくて読んでみた。
    まあ、それなりにリアルであるし、戦場の緊張も兵士の実情もよくわかるのではあるが、なにか物足りない。
    思うのだが「従軍の日々で考えたこと」の中にイラク戦争についての深い考察がないことが不満なのかもしれない。
    本書は、簡単に読めるのが良い点であるが読後にあまり残るものがないように思えた。

    2017年1月読了。

著者プロフィール

野嶋 剛(のじま・つよし):1968年生まれ。ジャーナリスト、大東文化大学教授。朝日新聞入社後、シンガポール支局長、政治部、台北支局長、国際編集部次長、アエラ編集部などを経て、2016年4月に独立。『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『認識・TAIWAN・電影――映画で知る台湾』(明石書店)、『蒋介石を救った帝国軍人――台湾軍事顧問団・白団の真相』(ちくま文庫)、『台湾とは何か』『香港とは何か』(ちくま新書)、『新中国論――台湾・香港と習近平体制』(平凡社新書)など著書多数。著書の多くが中国、台湾で翻訳刊行されている。

「2023年 『日本の台湾人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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