シンセミア(上)

著者 :
  • 朝日新聞社
3.59
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本棚登録 : 454
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578709

感想・レビュー・書評

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  • この世界観はすごかった。

  • 登場人物が多くて、話が広がる広がる。
    文学的な深みにやや欠けるところもあろうかと思われるが、
    かなりの力作である「神町サーガ」の第 1 部(?)。
    片田舎の閉鎖社会に暮らす人達の、
    ダークな部分が相互作用・干渉作用を起こし、
    崩壊へとひた走ってゆく。
    途中 David Lynch の Twin Peaks を少し思い起こしてしまった。

    2004 年 第 58 回毎日出版文化賞受賞作品。
    2004 年 第 15 回伊藤整文学賞受賞作品。

  • 阿部和重 気持ち悪いぞ。上下2巻でしかも内容がねちっとどろっとしているんだから読み終えるのにかなり力が必要。全くよくぞここまで変態的な人間が書き込めるものだ。阿部さんあなたももしかして…いやいやそんな事はどうでもいいい。神町という田舎町にうごめく悪意と非常識と変態的情欲。こんな町には住みたくないNO.1を進呈しよう神町に。できれば夏ではなく涼しくなってから読むべし、でないと食中毒になる。

  • 今年からこちらに移行。

    阿部和重の小説を読んでいると、こちらも気が狂ってくる笑。なんつうか・・・上巻を読む限りでは、映画でいうと青山真治作品と山下淳弘作品をドッキングさせてもっとグログロにした感があって、俺は無論好きですよ笑。

    下巻も楽しみ。

  • 10/17

  • 欲望・悪意・思惑・善意。
    全部がからみあって、圧倒的な力で町が突き動かされて。
    ゆれるゆれる

    見たくないものを見せつけるみたいに
    収束することを知らない悪魔みたいな消化不良の渦。
    それはきれいな絵よりよっぽど現実に近い。

  • 登場人物をだれも好きになれない。しかし、この本に惹きつけられる。視点が切り替わっていく手法がうまいと思った。

  • 作家の集中力に驚愕。自らの出身地の町名を作品の舞台にしたそうだが、地元の反応はどのようなものだったのだろう。
    久々に出会った小説らしい小説。

  • うらぶれた田舎街っていう状況設定が良い。
    登場人物のキャラがおしなべて良い。
    性描写がアツい。
    ストーリー展開がその代わり飲み込まれてしまっている感があるけど。

  • 尺は長いけど後半のバッタバッタと人が死んでいく様がすごい

著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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