宮尾本 平家物語〈4〉玄武之巻

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著者 : 宮尾登美子
  • 朝日新聞社 (2004年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (577ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022579133

作品紹介

戦さの果て西海へと消える者、そして、平家の血を受け継いだ者の末期とは?著者の記念すべき最高傑作、遂に全四巻完結。

宮尾本 平家物語〈4〉玄武之巻の感想・レビュー・書評

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  • やっと読了しました~

  • 曖昧だった源平の歴史を勉強してみよう、というつもりで読み始めたものの、久々に苦戦。読むのに時間がかかりました。
    作者の、原本の雅(みやび)な世界をなんとか表現したいという思いと、状況をわかりやすく説明しなければという思いが、なんだか物語の進行を妨げてしまっている。
    吉川英治の方がよかったかなあ、というのが正直な気持ち。

    とはいえ、「なるほど、こういう流れだったのね」と納得ができた点は収穫です。
    同じ武家でありながら、貴族に憧れ、宮廷の中に入り込み、すっかり殿上人になってしまった平家と、地方の山野でたくましく生き延びた源氏。戦になればどちらが強いかは明らか。
    のんきで雅な平家の面々が西へと落ち行くさまは、悲哀とともに滑稽さすら感じます。

    複雑な婚姻関係、血縁関係をさらっと読み流してなんとか読了。
    いずれ吉川版の方にもチャレンジしよう。

  • 流れるように美しい日本語で歌うように語られる、華やかなりし平家の哀れな末路の物語。
    義仲の迫る京都を捨てて落ちのびるにあたり、さまざまな人間模様が繰り広げられます。
    安徳天皇と三種神器を誇らしげに抱えてはいるものの、女子供連れで船に乗り込んで、雨に打たれたりしながら流浪する様は何とも異常事態。
    維盛や宗盛など、優雅な公達は危機に際して情けないこと…正直にも見えますが。
    登場人物が多いのが大変〜しかし清盛は子沢山。
    妻の時子は清盛があちこちで作った子の面倒もみたしっかり者。実の娘を高倉天皇に嫁がせて栄華を極めたわけで。
    孫の天皇を抱いて入水というのは、前代未聞のこと。時子はそれだけ大きな存在だったのだと改めて感じました。

    平家のお嫁さんに当たる女性たちは、小説の方がわかりやすいです。
    この巻に義経はかなり出てきます。静御前はまだ15と若いのにきりっと気丈な女性で、いきなり義経に恋をして押しかけて来るという設定。他にも女性はたくさんいて、義経は来る者拒まずだったんだなー。静が一番だったらしいのは事実でしょう。

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