小沢昭一がめぐる寄席の世界

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著者 : 小沢昭一
  • 朝日新聞社 (2004年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022579607

小沢昭一がめぐる寄席の世界の感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

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    所在記号:779.1||オシ
    資料番号:10168656
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  • テレビてのは暇つぶしでね、考えないで目だけで追っかける。タモリも”状況を写す”のに向いてるといったけど、想定外の出来事にプロの芸人同士が丁々発止でやりとりするなんてのが最高に面白い。パペポとからくごのごとか。”いきいきて神軍”も想定外のありのままが肝だったんじゃなかろうか。
    要するにテレビは垂れ流して消費するもので、完成された芸とか雰囲気をじっくり味わうものではないと小沢昭一っつぁんは仰っています。

    その点、寄席は至極の世界のようですね。
    ようですね、というのも私も寄席は行ったことが無い。
    最近本で予習ばかり進むんですが、この本読んで益々寄席に行きたくなっちゃったよ。

    チャンチャチャン、チャンカチャンと出囃子が入ると
    師匠が高座にあがり、よ、待ってました!
    噺家だけでなく、浪曲師、講談師、漫才師といった色もんさん達全員のじっくり魅せる芸また芸…。

    学生時代の永六助が淀川長治に言われるままに、
    帝国ホテルの一番高いステーキを自腹で食べ、
    それを報告したときの淀川長治のひと言。
    「これであなたは自分の価値基準でステーキの旨いまずいを決めることができますね」

    視聴率のためとはいえ一人5分程度のお笑いだけでなく、じっくり本物の芸を観なきゃいかんなと思い知ります。名人と呼ばれる人たちはどんどんいなくなっちゃうから急がねぇと。いや、ほんと。

    小沢昭一先生と、落語の師匠連、講談、浪花節、色物の芸人さん、落語研究家から寄席の下座さん、前座まで、寄席をめぐるいろんな人たちとの対談集になっています。
    出だしは余所の話題であっためてから本題を振り、相手の話を充分に引き出し心地よくしながらも、自分の聞きたいことは全部聴いていく…。
    特に、桂小金治師匠との対談は、人情噺あり、笑いあり、対談者の心のふれあいありで、小沢昭一の面目約如でしょう。

    対談者:
    桂米朝(落語家)、延広真治(落語研究家)、柳家り助(41歳の前座)、桂小金治(タレント)、国本武春(浪曲師うなりやべべん)、小松美枝子(下座、お囃子)、神田伯龍(講談師)、あした順子・ひろし(漫才師)、笑福亭鶴瓶(落語家、タレント)、北村幾夫(新宿末広亭席亭)、立川談志(落語家)、矢野誠一(評論家)
    「論座」2003年6月号~2004年5月号にて連載。

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