さまよう刃

著者 :
  • 朝日新聞社
3.73
  • (254)
  • (467)
  • (468)
  • (49)
  • (9)
本棚登録 : 2549
レビュー : 407
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022579683

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 最後、「あれ?どうなったの!?」ってかんじ。

    丹沢祐二は物語に全く関係なかったの?和佳子と祐二は別居状態で、離婚してるわけではなかったのかな?まぁ、これはどうでもいいか・・・。

    結局、密告者って結局、久塚?中井誠は?

    ・・・不完全燃焼。

    苦しい、辛い話だった。泣ける話ではない。悔しくて泣くことはあるかもしれないが。

    もし私に子どもがいたとして。病気や事故でなく、犯罪に巻き込まれて、親より先に亡くなったとしたら・・・。犯罪者を許さない。

    私も、犯人を見つけ出そうとするだろう。そして、犯人を殺してやりたいと思うだろう。思いを遂げた後で、自首をするなり自殺をするなりするのだろう。長峰や鮎村、可哀想だった。

  • この作品は被害者の肉親の心理や少年法に対して、東野圭吾なりの問題提起を投げかけているようなサスペンス長編です。
    たしかに実際に被害者の立場にならないと、対岸の火事のような出来事も、いざ当事者になってみると、このような心理になるかもしれないなぁという、遠いようで身近にも起こりうる話というのをうまく描いており、かなり、引き込まれます。
    結末に関しては、逆にこれでいいのか?的ではありますが、問題を投げかけた状態で終わる東野作品ならではという感じはします。

  • 娘がレイプされ殺され、父が復讐するお話。
    やるせない内容だ。
    もしこんなことがあったら、一番痛い方法で犯人を殺してやる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「一番痛い方法で犯人を殺してやる。」
      お子さんを持たれている親の方は、普通そう思うでしょうね、、、許せないけど、どんな殺し方をしても虚しい...
      「一番痛い方法で犯人を殺してやる。」
      お子さんを持たれている親の方は、普通そう思うでしょうね、、、許せないけど、どんな殺し方をしても虚しいだけでしょうね。
      2014/04/09
  • 二人の未成年者に陵辱され死んでいった娘の父親が、ある情報から犯人を知り、その一人を殺害する。そして警察に追われながら、復讐しようともう一人を追う。普通のサラリーマンで過ごしてきた父親が、突然に理不尽な不幸の底に突き落とさる。罪を犯したのは未成年で、罪の意識も持たない自己中心者。捕まっても、法律は犯罪少年の更正を重視して、正当に裁いてくれない。悲しみと怒りのにとらわれた父親の心情と、それに同情・共感を抱く人々。その中には警察関係者もいた。警察の追及と犯人への復讐、殺された娘の父親の心情に読者を引きこむ展開、そしてレイプ殺人犯人を追う父親に情報を提供するなぞの存在が物語を面白くする。

  • 「さまよう刃」タイトル通り鋭い刃で社会を切っている感じがした!
    最初から衝撃的な出来事でスタート、それから物語はスピードアップ。
    ドキドキしながら、入り込んでいきました。
    許し難い少年たちの悪行の数々。
    途中何度も怒りを覚えながらあっという間に読み終えました。
    自分も娘を持つ親としてかなり辛かったが、社会は何を守ろうとしているのか?何が正義なのか?
    色々考えさせられた作品だった。

  • 先日ドラマでもやってたみたいですね。見てませんけど。
    で、どんなんだろう?と思って手に取った本。
    深いですね。考えさせられます。

    娘を殺した、捕まってしまえば少年法で守られる若者に復讐しようとする父親、その父の復讐を阻止しようとする警察。
    刑事の「殺人犯の少年を守るために父を捕まえるのか」という葛藤はとても考えさせられる。
    私も子を持つ親だが、置き換えて考えると必ず犯人を殺してやりたいと思うから。
    わが子の未来を奪った犯人の、その未来を考えての少年法は被害者家族には納得がいかない。納得しようもない。

  • 重すぎ、そして本当にやりきれない想いです。この気持ちをぶつける先もなく、本当にどうしようもないのかもやもや。このテーマを扱う東野さんは本当にすごいです。つらいので正直再読はしたくないけれど一度は読むべき本だと思います。すごく考えさせられます。

  • 読みながらうなってしまうような作品。少年法について深く考えさせられる。
    切ない話だった。ラストについては私はあれでよかったとはいえないけれど
    そういうもんなんだよな…と納得?(ぴったりした言葉ではないような)はしました。あの展開でもし最後が読み手が期待しがちな結末に行ってしまっていたら私は期待していながらもその結末にがっかりしたと思う。
    どうだとしても、やっぱり辛いよね。

  • 面白かったけど重い話だったから読んだ後、心がズシーンとした(~o~)

  • 重いテーマ。夢中で読めるのは筆者の力を感じる。ただ、東野さんにしては、仕掛けの設定に少々隙が有る気がした。プロ(警察)としてそんなことするかな?という素直な疑問。

全407件中 1 - 10件を表示

プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほか、映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開予定『人魚の眠る家』、2019年公開予定の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』。

さまよう刃のその他の作品

さまよう刃 (角川文庫) 文庫 さまよう刃 (角川文庫) 東野圭吾

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

さまよう刃を本棚に登録しているひと

ツイートする