京都の御所と離宮

  • 朝日新聞出版 (2009年12月18日発売)
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  • 本 ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022586926

感想・レビュー・書評

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  • あ、書影は出ないのですね・・・。京都御所、仙洞御所、修学院離宮、桂離宮の4カ所の詳細な写真集。なにせ高い本で、やはり図書館で借りることに。借りに行ってその重さにまたびっくり。参観では見られないほど詳細に、また季節感あふれるタイミングで撮影された写真が多数収録され、資料的価値が高い1冊。障壁画、襖の引手、欄間などにもそれぞれの名手の意匠が凝らされている。道幅が奥に行くほど狭くなって遠近感を強調している小道や、水はけがよいように中央をわずかに盛り上げた石畳の道など、細部に工夫がある。巻末に解説、見取り図、年表付。*京都御所の参観は行ってみたことがあるが、昔の建物って薄暗かったんだなぁという印象が強かった。この本では、開け放って撮影しているためか、暗さが感じられない。*昭和初期に建てられた京都のとある家には、桂離宮を模した襖があった。白と藍の格子模様の今見てもかなり斬新なデザインの襖である。離宮や御所を真似た意匠って、実はあちこちにあったりするのかな・・・?

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著者プロフィール

1958年徳島市生まれ。中学生の時に本格的に写真を始め、16歳の時二科展入選、17歳の時には銀座ニコンサロンで個展を開催。どちらも「最年少」と話題を呼ぶ。27歳の時に、初めて出版した写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を受賞。当時の最年少記録。以降、写真集を60冊以上出版。国宝の仏像を多く撮り集めた写真集『極楽園』や『京都の御所や離宮』などを発表。伊勢神宮「式年遷宮」撮影のために数年にわたり伊勢に居住。銀座・和光にて写真展を開催、作品を奉納した。東大寺の近隣に居を構え、今回の写真展、写真集のための撮影を行った。

「2018年 『天平の楽園 東大寺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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