チベット放浪 (朝日選書 202)

  • 朝日新聞社 (1982年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784022593023

感想・レビュー・書評

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  • 文字で彩られた「チベット」である。彩るといっても、時には汚く、干からびた姿であったり、時には激しさを帯びた色彩であったり、とにかくその生々しい描写には圧倒される。

    昔バックパッカーのまねごとをやっていたころのバイブル的な本。自分探しという言葉が流行って、安定した環境を捨てて旅に出る若者の話をよく耳にした。藤原氏のように異世界に溶け込む人には憧れた。

    藤原氏は過酷な環境や、そこに生きる人々を活写する。彼らの意味不明の行動に対して時には流し、時には深くその理由を追及する姿勢が、文章に息づいている。時代を経ても新鮮である。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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