西郷隆盛紀行 (朝日選書 280)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022593801

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  • 西郷隆盛という人物をどのように評価するか、これは日本の近代化過程の初期の頃を考えるうえで不可欠のことです。最近話題の坂野潤治「日本近代史」でも、西郷隆盛は好意的に描かれています。橋川文三さんがこの本で仮想した西郷像は、論証不可能だと思いますが、知的な刺激を与えてくれます。また、琉球列島と朝鮮半島、そしてその背後にある中国大陸との複雑かつ多様な関係からなる東アジア近代史をもっともっと理解する必要性を痛感させられる今日この頃です。

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著者プロフィール

橋川文三
一九二二(大正一一)年長崎県対馬に生まれ、広島に育つ。思想史家・評論家。四五年東京大学法学部卒業。編集者生活を経て、明治大学政経学部教授。八三(昭和五八)年没。著書に『日本浪曼派批判序説』『ナショナリズム』『昭和維新試論』『三島由紀夫論集成』などのほか、『橋川文三著作集』がある。

「2023年 『歴史と危機意識 テロリズム・忠誠・政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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