古典を楽しむ―私の日本文学 (朝日選書)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022594938

作品紹介・あらすじ

熱情とユーモアで語る、退屈しない日本古典文学案内。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くて読みやすい。
    日本の古典文学に対する愛情が感じられて気持ちがよい。

    芭蕉の俳句と、音の関係や、
    能の文学性など、
    能と芭蕉の魅力を教えてもらった気がします。

    最初の源氏物語の話がとても面白かった。
    源氏物語は、ご存知のように、光源氏が様々な女性と恋をするわけですが、一人ひとりに対して態度を変えられる光源氏を恋を芸術に昇華したという考え方がすてきだった。

    さらに、日記文学というジャンルがかなり特殊なものだという指摘にも驚いた。
    確かに、徒然草や枕草子、さらに日記と付くような作品は数多くあるけれど、海外の文学にそのようなものはほとんどない。

    多言語の文学作品と比較すると、日本的ってどういうことなのか考えるきっかけになりますね。

  • 1988年の講演が中心であるが、その内容は今にしてなお新鮮(たんに私の勉強不足ゆえかもしれない)。平安時代末から鎌倉初期の小説がすべて『源氏物語』の真似ものである、とはよく言われるが、それに対する著者の意見(影響を受けるのは仕方ない、しかし源氏物語とは異なるところもたくさんある、etc)は一読の価値あり。

  • 80年代の10年にわたる公園の中から8講演をまとめた本

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著者プロフィール

1922年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年、文化勲章受章。主な著書に『日本人の西洋発見』『日本との出会い』『百代の過客』『日本文学史』『明治天皇』『ドナルド・キーン自伝』などがある。93歳で評伝『石川啄木』を執筆。

「2018年 『日本の美徳 日本人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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