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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022595454
感想・レビュー・書評
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マックス・ウェーバーの研究者として知られる著者が、ドイツのチュービンゲンとイギリスのスコットランドに滞在したときに体験したエピソードを紹介しながら、ヨーロッパの都市と文化とのつながりについて自由に語っているエッセイです。
「風景と都市の美学」というタイトルから、社会学的な観点から風景のとらえ方について考察した本だと思って手にとったのですが、中身は著者のヨーロッパ滞在記というべき内容で、個人的には期待はずれでした。
個人の体験そのものをただちに普遍化するような文化論には大きな問題があるといわなければなりませんが、本書はむしろその手前に立ち止まって、著者自身の私的な感想に終始しているような印象を受けます。その意味では、通俗的な文化論が陥りがちな問題をまぬかれているわけですが、およそ普遍化できない体験を生のまま吐き出してみたものにすぎず、風景や都市といったテーマの解明に寄与するところはないというべきでしょう。本書の議論は、文化「論」以前にとどまっているように感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2冊
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目次
1 風景とは何か(風景と少年期の原体験について
風景の旅について
都市風景の旅風景と文化について
芭蕉・真澄・柳田の風景の旅
風景はいかに定義されているか
日本語の「風景」にはどんな意味があるか
西洋語の「地域=風景」について―日本と西洋の比較
風景とは何か 風景の定義について)
2 都市風景と建築(都市風景の美について
日本の都市集落
近代市民階級の文化としての都市の創造
エッフェル塔その美の構造と意義
「近代建築」は都市風景を破壊する
「近代文化」の2つの顔)
3 都市風景とは何か―風景の構想力としての都市(環境視点から風景視点へ
文化情勢と問題意識の変化
文化の構造的ゲシュタルト〈たたずまい〉としての「都市風景」
日本の国土・土地・都市政策と風景の構想力の欠如
西ドイツの土地法と風景の構想力
日本の「歴史的風土保存法」と風景の意識
都市集落形成の原理―日本と西洋の違い
「都市風景の構造的ゲシュタルト」とは何か
「構造化」の2つの原理―「共同社会関係」と「利益社会関係」
「国民文化」としての「近代都市」と「都市風景」
風景の構想力について)
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