源氏の薫り (朝日選書)

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  • 朝日新聞
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022595492

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  • 源氏物語の中で、目に見えないが「雅」の雰囲気を伝えるものとして、香を取り上げ、その美的感覚の深奥を叙述したもの。場面により異なるが、匂いを具体的に描写することで、物語の奥行きが増していることが読み取れる(生霊と化した六条御息所が芥子の香に悩まされることはあまりにも有名)。特に、真っ暗闇での男女のやり取りに、香りが重要なアクセントになっていることは興味深い。しかも、その香りが、登場人物の性格付けの役割を担う(例えば、薫君が仏のような性格を持つこと)となれば凄すぎる。このことがよくわかる本だ。

  • 源氏物語の中で度々出てくるお香の解説。

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著者プロフィール

1927年、東京生まれ。歌人、作家。東京女子大学文学部卒。佐藤佐太郎に師事し、45年「歩道」入会。のち、「運河」所属。放送作家、作詞家としても活動。2001年「星座」創刊。歌集に『さるびあ街』、『夕霧峠』(迢空賞)ほか多数。著書に『源氏の恋文』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『源氏の薫り』、『王朝文学の楽しみ』など。

「2017年 『佐太郎秀歌私見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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