昭和維新試論 (朝日選書 475)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022595751

感想・レビュー・書評

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  • 131005 中央図書館

    今は一般には忘れられかけている、大正から昭和にかけての国家主義者、右翼の群像をエッセイ風に並べる。
    冒頭に出てくる渥美勝という人物は、今まで聞いたことが無かった。また、平沼騏一郎が漢学を偏愛していたなど、評伝的には面白い内容が多数ある。

  • 「昭和維新」の根底に流れるものは人間的幸福の探求か?という考察を試みている本。話題は連続的ですが、前半は文学者や青年たち、後半は政府や思想団体が多め。地方改良運動についても触れられててちょっと嬉しかったな。

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著者プロフィール

橋川文三
一九二二(大正一一)年長崎県対馬に生まれ、広島に育つ。思想史家・評論家。四五年東京大学法学部卒業。編集者生活を経て、明治大学政経学部教授。八三(昭和五八)年没。著書に『日本浪曼派批判序説』『ナショナリズム』『昭和維新試論』『三島由紀夫論集成』などのほか、『橋川文三著作集』がある。

「2023年 『歴史と危機意識 テロリズム・忠誠・政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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