アフリカは本当に貧しいのか―西アフリカで考えたこと (朝日選書)

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  • 朝日新聞
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022595829

感想・レビュー・書評

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  • 1982年末から10年間、筆者が西アフリカで見て感じて考えたことをメモをもとに本にまとめたもの.「アフリカ」とひとまとめにして、「南」や「低開発性」といったことばで説明されることに疑問を感じ、これでいいのかという反省のもと、滞在経験を通してアフリカの人々の顔が見えるような形で表現されている.
    第一部:アフリカはなぜ貧しいか
    第二部:アフリカ社会のダイナミズム
    第三部:アフリカと私達

    自分的には、「アフリカ」とか「低開発国」とか、なんだかはっきりしないことばで表現されてきたことに批判的な言説が出てきた頃に開発ということに触れるようになった世代なので、何を当たり前のことを言っているんだろう、という感想をもつが、たぶんこれは、これだけネットの情報網が世界中に張り巡らされ、さまざまな情報をリアルタイムで得ることができる今だから感じることができることなのだろうと思う.特別な地位や権力がなくても情報を発信することができる今日、個々人の顔の方が自分には親しみやすい.
    ただ、支援をするときに個々人を対象にすることは難しいから「国家」とか「民族」といった大きな枠でものを考える必要があるのだろうから、それはそれとして、大きな枠で考えるとしても、個々人の顔を想像する必要があるよね、てことかな.

  • 『ちょっと古いけど、アフリカについて考えるには今までで読んだ本で一番いいんじゃないかと思います。
    ちなみにこの人は岩波新書でも『アフリカ入門』とかいう本を出してます。
    この本を読むとちょっとアフリカに希望が見出せるんじゃないかと思います。
    こーいう言い方は彼があまり好まないところなんだろーけど。。 』

  • 開発経済学者が書いた、アフリカの豊かさと貧しさについてのエッセイ。所得水準だけで図れない豊かさと貧しさの双方を鋭く捉えた良書。

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著者プロフィール

勝俣 誠
1946年生まれ。半農半読。
主著『アフリカは本当に貧しいのか――西アフリカで考えたこと』(朝日選書、1993年)、『新・現代アフリカ入門――人々が変える大陸』(岩波新書、2013年)、『娘と話す世界の貧困と格差ってなに?』(現代企画室、2016年)。

「2017年 『共生主義宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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