緑の世界史〈下〉 (朝日選書)

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制作 : Clive Ponting  石 弘之  京都大学環境史研究会 
  • 朝日新聞 (1994年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022596048

緑の世界史〈下〉 (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • 1994年(原本1991年)刊。

     下巻は環境破壊を生み出した要因をテーマ毎に粗描する。
     具体的には①農業革命、②人口増加(殊に近代の医療・衛生環境の上質化に伴う指数関数的な増大)、③エネルギー革命(前は木材とその乱伐による森林破壊。後は石炭・石油などの化石燃料の利用拡大)、④都市論(稠密化)、➄内燃機関の開発・発展と電化範囲の拡大に伴う交通革命、そしてこれらの帰結としての⑥環境破壊=公害=広い意味での処理・分解不可能な廃棄物の増大といった辺りで、割とステロタイプである。

     90年代初頭という早めの時期。当該テーマを広くまとめ上げたという意味合いを持つ書なのだろう。

     なお、訳者は石弘之(朝日新聞編集委員・東京大学非常勤講師)、松井淳(京都大学生態学研究センター研修員)、中川毅(京都大学大学院理学研究科博士課程所属)、山口建一郎(三菱総合研究所勤務)、立澤史郎(京都大学大学院理学研究科博士課程所属)、蒔田明史(京都大学大学院理学研究科博士課程所属、同大学生態学研究センター研修員)、野間直彦(森林総合研究所勤務)、佐久間大輔(京都大学大学院理学研究科所属)。

  • バングラデシュでは、1974年の大洪水後の三ヶ月で米の価格が二倍になった。洪水で仕事がなくなった人々は食糧を買うことができず、その結果150万人が餓死した。1974年は、バングラデシュが総量でも一人当たりにしても、これまででもっとも豊作だった年である。もう一度強調しておくが、高騰した食糧を買える財力を持っているのは誰なのか、が問題なのである。(p.49)

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