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- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022596048
感想・レビュー・書評
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上巻に引き続き,人類が進歩?)にはするに従い,地球の緑がどのように変化してきたのかを,様々な進歩情報を取り上げて解説しています。どっかの本書の紹介にも書いてあったように「特定の人物の出てこない地球の歴史」が書かれています。
200ページ付近のまとめっぽい文章を引用しておきます。
ある見方からすれば,こうした新技術や複雑な生産工程の導入,資源消費の拡大は「進歩」と映るかもしれない。人類社会が,自らの必要に合わせて環境を管理し改変する能力が増していき,そのためには創意工夫,難問の克服,問題解決の努力など蛾必要だったからである。しかし,環境の側から見れば,それは人類が同じ必要最低限のものを得るのに、さらに複雑で環境に大きな負担を強いる方向に進んでいった過程であるにすぎない。(本書202p)
湧いて出てきていた石油が便利だとわかった瞬間,その石油に依存するような社会となり,便利となったのだが,今度は,その石油が欲しくて,これまで以上にエネルギーを使い深く掘り進めなければならなくなる。そして緑の破壊は進み,危険性も高まる。木→石炭→石油→原子力の順に,人間は進歩してきたのだが,その分,エネルギーを得るためのしかけは大きくなり,環境にかかる負担は増大してきた。そういうことですね。
乗り物しかり,情報網しかり…。
人類が,環境に負荷をかけない方向に進化することはできないのでしょうか? 環境に負荷をかけない技術ってなんなのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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