中世の光景 (朝日選書 512)

制作 : 朝日新聞学芸部 
  • 朝日新聞出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022596123

感想・レビュー・書評

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  • 総勢20人の歴史学者が平安時代末から戦国時代までの「中世」の文化、政治、宗教、女性について書いたものを編集したもの。最初から読んでもいいし、途中から読んでもいいのが、こういう選書の良いところだと思う。

    さすがに最新の歴史研究からすると、脇が甘い記事も多いと思うけれども、知的興味を引くものも多い。個人的に面白かったのは、今谷明さんの『王権の周辺』という記事の、足利義満の皇位簒奪計画についての話。


    足利義満がなにを思って中国の冊封を受けて「日本国王」になったのか、そして天皇位簒奪に王手を掛けた彼の野望の概要が面白い。ただ、wikiとかを観てみると、足利義満の皇位簒奪計画には反論も多く、ある程度割引いて置かないとね、とも思った。

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