ロバート・オッペンハイマー: 愚者としての科学者 (朝日選書 549)
- 朝日新聞出版 (1996年3月1日発売)
本棚登録 : 32人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022596499
作品紹介・あらすじ
物理学に罪はあるか。「原爆の父」、初の本格的評伝。
感想・レビュー・書評
-
原爆開発の父と呼ばれたオッペンハイマー。豊富な史実をもとに、彼の足跡を辿り、政治に翻弄された科学者としての愚挙と内面の葛藤に迫る。名誉顕示欲の強い一部の科学者との争いが描写されているが、人間って本当に愚かな生き物だと思わされる。同じ瓶の中に閉じ込められた2匹のサソリの生死をかけた争いの例えが説明されているが、この愚かな行為は人間の本性として現在までも延々と続いているかと思うとウンザリする。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誠実な本.自ら考えて書いている.オッペンハイマーについての大御所の言説にもひるまない.良書.
-
原爆の父ことロバート・オッペンハイマーは、43年前の1967年2月18日に62歳で死んだユダヤ系アメリカ人の物理学者。
全4件中 1 - 4件を表示